私が生まれ育ったのは、東北のはずれ海の近くだった
正月の飾りは、1月15日の小正月に、海に流す風習があったが、
ある時期から「海を汚す」という事で、それまで一部で行われて
いた「どんと焼き」に出すようになった
「左義長」という言葉は、ずっと後で知った
初めて聞いたときは、菅原道真とかの一族で「左大臣・義長」と
云う人でもあろうか、と思ったものだ(恥ずかしや)
それが、「小正月」というのは「太古暦」の正月にあたり、
いまもその名残として、残っているのだと知った
そういえば、生まれ田舎では「小正月は、女正月」だから
女たちの休む日、と伝わっていた
さて、「左義長」だが、平安時代に正月15日(または18日)に
三本の竹や木を結んで三脚にして立て、ここに「しめ縄」「松飾」
「達磨」「書初め」などを積み上げ、焚き上げたという
この「三脚杖」が転じて「左義長」(所説有り)となった・・らしい
という事を知ったのは、高齢者の仲間入りをしてからだった
知らないことは、山ほどあるナ~