残照亭の日日

残り少ない日々、自分の日常や古い話などを時々書きます。
故「藤沢周平」のファン。思い出の作品などを書いてます。

「高3自死 県教委再調査せず」新聞掲載より

2024-01-23 | 日記

今朝の朝刊記事に「高3女子の自死 再調査せず」の小さな記事が目に

ついた。

教育委員会設置の「第三者委員会 答申」に、ご遺族が事実誤認が有り

再調査を要望したが、拒否(再調査せず)されたというのだ。

答申内容は、往往にしてご遺族の満足いく結果になることが少ないようだ。

この場合も、満足な答申には程遠いのだろう。

制度として、その場合は組長(知事または市長)直轄の「調査委員会」に

よる「再調査」を要望できるのだが、委員会を設置するかどうかは

行政側の判断になる。

ちなみに「第三者委員会」の委員は、行政側が選出するのがほとんどだ。

ごく稀に「遺族推薦の委員」が入って、調査されることが有るが

まだまだ、少ないようだ。

どんな違いが出るかというと、「行政側委員」だけの場合、

『自死につながる要因は見当たらない。思春期うつなどによる』という

のが一般的に多いようだ。

"うつ"を誘発した要因は、自死と直結しない、という答申が多い。

ご遺族が納得しないのは、もっともだろう。

遺族側推薦委員がいる場合、弱い表現でも『自死の要因として、

いじめによることも考えられる』程度の記述多い・・・ようだ。

ご遺族が、調査内容に納得しないのなら、再調査要望を受け入れれば

いいのにと思う。

裁判だって、上告は認められているのだから・・・