阪神JFの行われる日曜は、中山でGⅢカペラSがあります。例年の傾向は、堅いような堅くないような、ヒモ荒れ警戒……みたいなレースですが、今年もこれまでダート1200で好走してきた「堅い」メンバーが目立ちます。一角崩しくらいはあるのかどうか、過去10年の3着以内馬の傾向を見ながら、検討していきたいと思います。
カペラステークス【2023年12月10日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
カペラステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月10日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
まず、近走の主要馬の時計から見てみます(〇数字は人気順)。
*リュウノユキナは去年のこのレースのものを掲載
1)持ち時計
牡8リュウノユキナ 22/12/11中山 56 良 カペラS ①2着 1分09秒6 36.8
牡5テイエムトッキュウ 23/04/09中山 57 良 京葉S ②1着 1分10秒0 36.6
牡5ハコダテブショウ 23/01/15中山 58 良 ジャニュアS①3着 1分10秒2 36.7
牝5アイスリアン 23/09/16中山 56 良 初風S ③1着 1分10秒7 36.4
牡4スズカコテキタイ 23/04/09中山 58 良 京葉S ①11着 1分11秒1 36.6
牝4チェイスザドリーム 23/10/07京都 56 良 藤森S ④4着 1分11秒7 36.7
牡3メタマックス 23/07/15中京 55 良 1勝ク ③1着 1分11秒7 36.1
※新潟競馬での時計は除外しました
2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇JBCスプリント 7頭 (リュウノユキナ3着 ラプタス5着)
〇オータムリーフS 6頭 (ジレトール②3着)
〇室町S 3頭 (アイスリアン⑫1着 デュアリスト⑦3着 テイエムトッキュウ④5着
アティード⑯7着 チェイスザドリーム⑤8着 オメガレインボー③12着
アームズレイン①15着)
〇武蔵野S 3頭 (ベルダーイメル⑨6着)
〇霜月S 3頭 (ピンシャン⑭11着 テイエムアトム⑨14着)
〇オーバルスプリント 2頭 (オーロラテソーロ3着)
3)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 3頭 〇4歳 7頭 〇5歳 9頭 〇6歳 6頭 〇7歳 2頭 〇8歳以上 3頭
/◇牝馬 1頭 ◇騸馬 2頭
5歳が最も頻度が高いのですが、他のレースと比べ、8歳以上が活躍するのが特徴と思えます(8歳1頭、9歳2頭)。リピーターの多いレースでもあり、連覇をねらうリュウノユキナには心強いデータです。
3)血統
ここ3年は父ミスプロ系が強い印象です。母系がノーザンダンサー系なら、なおよしという感じもしますが。該当する馬を拾い上げると、以下のとおりです。
父ミスタープロスペクター系
・アティード:父サウスヴィグラス(ミスプロの曾孫)/母父ノーザンダンサー系)
・オメガレインボー:父アイルハヴァアナザー(ミスプロの玄孫)/母父サンデー系)
・オールアットワンス:父マクフィ(ミスプロの玄孫)/母父ディープインパクト)
・カイザーメランジェ:父サクラオリオン(ミスプロの曾孫)/母父サンデー系)
・シンシティ:父サウスヴィグラス(ミスプロの曾孫)/母父サンデー系)
・ジレトール:父ロードカナロア(ミスプロの曾孫)/母父サンデー系)
・チェイスザドリーム:父ロードカナロア(ミスプロの曾孫)/母父ミスプロ系)*ミスプロ4×5×4
・テイエムトッキュウ:父ロードカナロア(ミスプロの曾孫)/母父サクラバクシンオー)
・ピンシャン:父Speightstown(ミスプロの孫)/母父ミスプロ系)*ミスプロ3×5×5
・リュウノユキナ:父ヴァーミリアン(ミスプロの曾孫)/母父ノーザンダンサー系)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①地方転戦馬:JBCスプリントとオーバルスプリント組
②前走opならば5着以内
③同年のopで勝利した実績
④前走③人気以内
5)宮田式バイオリズム
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を挙げておきます。
・アイスリアン 5・3・3・12
・テイエムアトム 4・3・7・9
・テイエムトッキュウ 5・2・0・8
連軸で堅そうなのは昨年勝ったリュウノユキナでしょうが、8歳だけに勝つまではどうかという疑念があります。テイエムトッキュウも、前走5ヶ月ぶりの室町Sで先行してゴール前で差されはしましたが、④人気5着は久々を考えれば上出来で、今回は叩いた上積みが見込めますから、有力な一頭と評価できますが、内枠を引けないとゴール寸前で後方勢に差し込まれる危険性はあると思います。まあ無難な選択をするならこの2頭のどちらかでしょうが、ここはその他の馬からねらいを絞りたいところです。今気になっている馬は3頭いますが、中でも、テイエムトッキュウが勝った4月の京葉Sで①人気に支持されて11着と大負けしたスズカコテキタイの復活に一番期待しています。実際、一つ前のop千葉Sではテイエムトッキュウを同斤量で差し切っていますので、同じ舞台で逆転劇を再現する可能性はあると思います。人気が下がるようならチャンス到来と見ます。あとは、差し脚の鋭い2頭、アティードとデュアリストです。特にデュアリストは前走59㌔だった斤量が今回は57㌔ですから、前回と同じ差し脚を使えるとすれば、突き抜けるかもしれません。雨が少なくて馬場がかなり乾いていますので、逃げ馬よりは差し馬の方をねらってみるのがおもしろいと考えています。
ということで、今日はこんなところで。明日は中日新聞杯を検討してみようと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日がんばっていきましょう。
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