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今日は土曜の重賞・葵Sを検討してみます。3歳のこの時期だけに、まだ実力差が判然とせず、思わぬ穴馬が潜んでいる可能性があります。紛れの多い短距離戦ですので、楽しみです。
1)持ち時計
去年は桜花賞で⑦人気13着に敗れたモズメイメイがスピードにものを言わせて快勝しました。2着は今春の高松宮記念で①人気になったルガルです。勝ち時計の1分07秒1も、従来の08秒台を1秒近く縮めていますから、かなりレベルの高い1戦だったと思われます。今年も07秒台の決着になるとすれば、相応の持ち時計がないと苦しいでしょう。芝良の1200で全体時計1分08秒台、上がり脚も34秒台前半くらいの持ち時計がないと上位に来られない感じです。
今回のメンバーの持ち時計上位は以下のとおりです(〇数字は人気順)。
・スピリットガイド 01/06中山 1勝クラス ③1着 1分07秒6 33.8
・アララララ 01/06中山 1勝クラス ①2着 1分07秒7 34.8
・ペアポルックス 01/14小倉 未勝利 ①1着 1分07秒8 34.6
・エリカカリーナ 03/23中山 1勝クラス ①1着 1分08秒0 34.4
・ナムラアトム 01/14小倉 未勝利 ①1着 1分08秒2 34.2
・ピューロマジック 12/02阪神 さざんか賞 ②2着 1分08秒5 35.9
・モズトキキ 04/13福島 雪うさぎ賞 ③1着 1分08秒5 34.6
・アスクワンタイム 09/03小倉 小倉2歳S ⑤1着 1分08秒6 34.4
・モンシュマン 12/02阪神 さざんか賞 ⑥3着 1分08秒6 34.5
・クリスアーサー 12/16中京 中京2歳S ②4着 1分08秒6 34.6 稍
・エトヴプレ 12/16中京 中京2歳S ②4着 1分08秒7 34.1 稍
・ジャスパーノワール 12/16中京 中京2歳S ①3着 1分08秒7 34.9 稍
・オーキッドロマンス 09/23中山 カンナS ⑦1着 1分08秒9 35.1 稍
・アウェイキング 04/06阪神 1勝クラス ③4着 1分08秒9 33.8
1400の上位は、
・エトヴプレ 03/10阪神 フィリーズR ⑪1着 1分20秒1 35.1
・オーキッドロマンス 03/16中京 ファルコンS ⑤2着 1分20秒3 34.8
・ガロンヌ 05/05京都 橘S ③1着 1分20秒3 33.4
・シカゴスティング 11/04京都 ファンタジーS ⑫3着 1分20秒5 33.9
参考までに2021年の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣モズメイメイ 04/09阪神 桜花賞 ⑦13着 1分33秒2 35.6
2⃣ルガル 05/07京都 橘S ②1着 1分23秒1 35.9 不
3⃣ビッグシーザー 02/26阪神 マーガレットS ①1着 1分08秒6 34.5
上がり脚込みで評価すると、1200ではスピリットガイドとエリカカリーナ、1400ではガロンヌの時計が目立つ感じがしますが、馬場差もあるので±1秒の差は誤差というか許容範囲でしょう。けっこうハイレベルなメンバーかも知れません。
以下、過去6年のレース(2021・22年中京開催を含む)で3着以内に入った馬たちの前走(ステップ)を確認しておきます。
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇橘S 5頭(ガロンヌ③1着 ペアポルックス②2着
アスクワンタイム⑧4着 ジョーローリット⑨5着)
〇マーガレットS 4頭(ナナオ②1着 ピューロマジック③2着
スピリットガイド⑦3着 ジャスパーノワール⑧10着)
〇桜花賞 3頭(エトヴプレ⑨5着 シカゴスティング⑰12着)
〇1勝クラス 3頭(アララララ①1着 エリカカリーナ①1着
ニコラウス②1着 モンシュマン⑤1着)
3)血統
近年は母系のノーザンダンサー系が強く出ている印象です。去年はこの血脈が3着までを「独占」しましたので、これで該当馬を拾ってみると、
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・アララララ :父アドマイヤムーン(エンドスィープ)/母父Shamardal(Storm Bird)
・エトヴプレ :父Too Darn Hot(Dabawi)/母父Clodvil(Danzig)
・オーキッドロマンス:父ロジャーバローズ(ディープ)/母父スニッツェル(Danzig)
・ジャスパーノワール:父Frosted(Bold Ruler)/母父Medaglia d’Oro(Sadler’s Wells)
・ナムラアトム :父リアルインパクト(ディープ)/母父Storm Cat
・ニコラウス :父リアルスティール(ディープ)/母父Sageburg(Storm Bird)
・ロードフォアエース:父ロードカナロア(キンカメ)/母父War Front(Danzig)
JRAのホームページのデータ分析で強調されているポイントは以下のとおりです。
①下位人気馬、軽視禁物:連対半数近くが⑥人気以下。
②前走4角3番手以内が吉。
③前走1着馬と10着以下の大敗馬の巻き返しに注意。
該当馬が多いので列挙はしませんが、阪神JFで大敗した「雨女」のナナオの能力は測りがたく、今回人気がないようならちょっと怖い感じがします。あと、クリスアーサーが前走ファルコンSを⑧人気で16着。何となく今回の穴馬傾向に合致する雰囲気があります。
5)結 論
春先の好調を持続しているとすれば、桜花賞5着の実績から言って、エトヴプレが連軸として妥当でしょうか。相手は、NHKマイルC3着のロジリオンとクロッカスSで好勝負を演じたオーキッドロマンス、好ステップの橘Sを勝ったガロンヌらに加えて、末脚だけならひけをとらないニコラウスも上位に評価できる逸材と思いますが、いずれも1200は距離不足の感がなくもないです。あとは、小倉2歳Sを勝ったアスクワンタイムも前走の末脚からそろそろ出番かも知れませんし、重馬場実績しかなくちょっと判断が難しいナナオと、福島2歳Sと中京2歳Sでエトヴプレに先着しているクリスアーサーに、1勝クラスの勝ち上がり組からはエリカカリーナも看過できません。なかなかの混戦だと思います。今日のところは、
◎エトヴプレ 〇オーキッドロマンス ▲クリスアーサー △ニコラウス
でまとめておきます。
明日は金曜なので、ダービーなど今週の重賞出走馬の追い切り情報を集めてみます。本日もお読みいただきありがとうございました。穏やかな一日でありますように。
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