本格的な春という日が続いています。だから毎日午前、午後と畑に出ていますが、今年は午後は早めに上がるようにしています。理由は足に痛みを感ずるようになったからです。「関節が痛い」という一般的な老人の症状でなく、畑でも作業はかなり歩く感じで、体重(61㎏)が足にかかって足の裏が痛くなる感じです。故に、歩き始めが”ぶかっこう”なさまになってしまいます。「歳をとる」という事は「こういう事か?」をしみじみ感じます。早く上がって夕食までの3~4時間で治ってしまいますが・・・。
昨日”蕗”を収穫しました。桜が10日遅い開花でしたが、蕗は去年より20日遅い収穫になりました。3月に寒さもあって、写真左手に高さ2メートルの稲わらで風よけを造ってやりました。ちょっと”匂い”があって春を感ずる野菜です。
人参を蒔きました。
人参は例年春・秋の2回作っています。量を食べるよりも、彩り・栄養価を考えて必ず作っています。次男坊の家庭が”人参ジュース”を呑むようになって4本の畝に蒔くようになりました。
今回取り上げる気になったのは、”人参を作るのは難しい”を聞くようになったからです。特に「発芽」で失敗される感じです。それに畑で「作ってある人参が欲しい・・」と声を掛けられる。「お父さんは人参だけは作ることが上手・・・?」と女房・・・。等に後押しされて・・・私の人参の蒔き方、作り方を紹介したいと考えました。
2月に落ち葉をいっぱい撒いた畑です。結果は3回畑を撹拌して”葉っぱも腐り”種まきが出来るようになりました。(極わずか残っていますが)40日ほど前「消石灰」を多めに撒いてあります。
畝の間隔は70cmで高めに作りました。私の足(24.5)跡を並べるようにつけました。堆肥・化成肥料は入れません。足跡の深さは1.5cmほどですか、ジョロであふれるほどに水を撒きます。30分ほどして2回目の水を撒き、完全に水が引いてから蒔きました。「充分の灌水に心がける・・」が大切です。
一つの足跡に5粒の種を蒔きました。覆土は種が見えない程度うすくかけて、体重を掛けずに足で軽く抑えました。覆土は薄く、鎮圧は本当に軽くが大切です。
今回は、半月以上雨がなかった時で雨を待って、2日後に上記の方法で蒔きました。人参の発芽は8日以上(遅い)ですから、前もって充分の灌水化が必要です。
種まき後の灌水は結果不十分になります。最後の上からの水まきは沢山撒いたつもりでも、土の表面が少し湿っている程度です。蒔き終わった後の”毎日または1日置きの水遣り”は私はしません。毎日冷たいシャワーを浴びる感じになりますから・・・。
発芽して本葉3~4枚ぐらいで間引きします。ここでは一つの足跡に3本にするつもりです。間引き後第一回の追肥をします。畝の片側を鍬で削って化成肥料を施し覆土します。約2週間後反対側に同じ方法で追肥を計2回施肥します。参考にしてみてください。