竹村健一講演会の内容を簡単に
ポイントだけ報告します。
①日本国民個人の貯蓄高や有価証券
等を合計した金額は1500兆円もあ
り、世界一である。
②しかし日本国民はそのお金を有効
に使っていない。たとえ10%~20
%のお金を土地や投資に使ったと
しても150~300兆円の金額が動く
ことになる。
③日本人は「お金を働かせる」とい
うことが下手くそだ。
④欧米人の金持ちはお金を誰かに預け
て20%以上の利益が出るように運用
している。またどこの国の通貨に換
金すれば上がるか?とかを調べてい
る。欧米人のホントの金持ちは金を
預けて遊んでいるのである。日本人
は真面目なので汗を出して働くこと
に美学を持つが上手い使い方を知ら
ない人が多い。
⑤世界の統計で個人資産が1億円以上の
人が約600万人いる。
その内訳は米国に350万人、日本に
150万人、その他に100万人と言われて
いる。
⑥7:5:3(しちごさん)の比率と言って
国の年成長率はアジアが年7%、欧米が
年5%、日本は年3%である。経済先進国
の日本が年成長率3%に甘んじていては
恥ずかしい。
せめて欧米並みの年成長率5%以上を目指
すべきである。また世界に対してあらゆ
る面でその責務を負っているはずだ。
⑦政府は国会で年200~300法案を提出し成立
させている。1年が360日で休日や国会休会
日を考慮すると実稼動260日とすると1日1法
案は法案成立させていかなければならない
計算になる。膨大な作業量と手間がかかっ
ているわけだが、参議院選挙で自民党が負け
民主党が逆転すると、この法案成立のスピー
ドは完全に落ちることになる。
たとえ衆議院で2/3の議席を持っていても参議
院から否決差し戻しとして戻ってくるだけでも
長い時間が掛かるわけである。
よって、今年の参議院選挙は重要な選挙となる
ので国民は心して選ばなければならない。
以上、ポイントだけ報告します。