くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

桜の馬場城彩苑のデッキから二の丸広場まで歩いて通行できます

2016年05月12日 | 熊本地震後の熊本城

一歩前進しました

熊本大地震後、桜の馬場城彩苑から二の丸広場まで通行できませんでした(T_T)

でも、今日からやっと通行できるようになりました。

これで長塀⇒桜の馬場城彩苑⇒二の丸広場と広範囲にスムーズに現在の熊本城をご覧いただくことができます。

以前のような雄々しく美しかった姿ではありませんが、たくさんの方に今の姿を見てほしいです。

そして、これから一歩一歩元に姿に戻ってきます。時間はかかりますが元の熊本城に戻ります。

どうか、皆様一緒に見届けてくださいませ。


 

 

城彩苑の奥に二の丸広場に繋がる階段があります。

そこから上がり、二の丸広場に行きます。

 

 

 

 階段の手前に案内板もあります。

 

 

 

 階段を上がります。

雨の日は滑りやすいので気をつけてくださいね。

 

 

 

 階段を上がるとテラスです。

昨日まではここまでしか入れませんでした。

それが今日からこの先も行けるようになりました。

こうやって少しずつ、少しずつ復興に向けて進んでいきます。

 

 

 

 案内板もありますし、ルートはきちんと確保してありますので、誰でも迷うことなく、また安全に行けます。

 

 

 

 

 

 テラスから飯田丸五階櫓が見えます。

一本柱で頑張っている飯田丸五階櫓です。

ラテスから見ると地震前と変わらず姿です。だから余計に悲しくて・・・。

私、ここから見る飯田丸五階櫓が好きでした。

特にお客様をご案内したあと、ここから飯田丸五階櫓を眺めていると飯田覚兵衛が『ご苦労でござった』と言っているようで・・・。

 

 

 

階段を上がると未申櫓です。

昨日、通行できるようになりすぐに行きましたが、すごく嬉しかったです。

地震前はいつもこの櫓を見て、櫓の横を通っていました。

まだ道路を挟んでしか見えませんが、それでも近くで見ることができるようになり、本当に嬉しかったです。

ここを左に行くのですが・・・。

 

 

 

 

 

左に行く前に、ちょっと右を見てください。

南坂のところの石垣も崩れています(T_T)

テレビや新聞では被害のひどいところばかりなので、ここは取り上げられなかったので何ともないと思っていたら・・・

石垣が崩れているとは知らずショックでした。

 

  

 

 先ほどの未申櫓です。

  

 

 

 

未申櫓を通り越して二の丸広場に行くのですが、奉行丸塀も崩れていました。

城彩苑から二の丸広場まで行けるようになった! とテンションを上げて行ったのですが、石垣の崩れを見てショックを受けました。

地震後、何度も熊本城のまわりを歩きました。何度も泣きました。

最近は『もう泣かない、ここからは一歩一歩前進あるのみ』と思っていました。

それなのにまた泣いてしまった。でも、もう泣きませんよ。だって、これからはひとつひとつ元に戻して豪壮で美しい姿に戻しますから。

 

 

 

二の丸駐車場の入口です。

二の丸広場にはここから入ります。

駐車場も利用できます。

  

 

 

 

 西大手櫓門と元太鼓櫓があるところです。

ここは桜の季節とても美しいところです。

石垣は崩れましたが、桜の木はしっかり立っています。来年も美しい桜の花が咲くことでしょう。 

 

 

 

 

 

 二の丸広場からの景色です。

ここは大・小天守と宇土櫓が一緒に見える熊本城のビュースポットのひとつです。

私たちガイドは二の丸広場からお客様をご案内するときは、いつもここからスタートしました。

 

 

 

 危ないので近寄れないように囲いがしてあります。

いつの日かこの囲いも取れる日が来ます。

そしてお客様に、『地震後はここに囲いがあり空堀まで近づけませんでした』ってお話ししたいです。

 

 

 

 二の丸広場を南から北へ歩いていくと、大・小天守と宇土櫓の角度が変わっていきます。

ここが広場から楽しめるポイントのひとつです。

 

 

 

 戌亥櫓です。崩れているのは西出丸塀です。

この位置からちょっと振り返ってください。 

 

 

 

振り返ると最初は一列に並んでいた大・小天守と宇土櫓が、ここではこんな姿に。

微妙に変わっていく景色をお楽しみくださいませ。

 

 

 

 4月14日の前震が起きるまで、熊本城は永遠に変わらないと思っていました。

それが前震、本震で信じられない姿になりました。

ここからは元の姿に戻すために、いい意味でどんどん変わっていきます。

その様子をたくさんの方々と共有したい。そして私たちガイドはきちんとご説明できるように頑張ります。

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

電話 096-356-2333

 

 

 

 


日本建築学会・九州支部の方々に同行

2016年05月12日 | 活動の様子

熊本大地震により、観光ボランティアガイドをしていた当会の活動も休止となりました。

しかし、従来のようなガイドでなくてもいいので、なんとか始動したい! 

熊本の復興に、熊本城の復興に微力ながらもできることをしたいという想いが強くありました。

そして、やっとやっと始動することができました。

 

 

 

 日本建築学会・九州支部の方々が被災状況を調べるために来熊されました。

当会に道案内をしてほしいとご要望があり、ガイド数名が同行しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

従来行っていた観光ボランティアガイドとは違い、私たちガイドもヘルメット着用です。(清永宇蔵商店さん、ありがとうございました)

このようなスタイルでご案内するのははじめてですので、最初はガイドもちょっと緊張していましたが・・・・・

なんとかお役目を果たすことができました。

 

 

私たちボランティアガイドも一歩、一歩進んでいきます。

それが必ず熊本の復興に、熊本城の復興に繋がると信じて前を向いて進んでいきます。

 

 

そして、最後になりましたがKKTくまもと県民テレビさん、当会の活動を取り上げてくださいまして、ありがとうございました。 ⇒観光ボランティアガイド活動再開 今、再起動のワケ

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
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電話 096-356-2333