前ページのつづきです。
一本柱の飯田丸五階櫓です。その写真右横が樹齢800年(推定)といわれる大楠です。
大楠は熊本城ができるずっと前から、この茶臼山でいろいろなことを見てきました。
今回の地震も、明治22年の地震も江戸時代の地震も経験しています。
この大楠の報道はないので、多分被害はなかったと思いますが、大楠もびっくりしたでしょうね。
一度ならずも二度も大きな揺れがあったのだから。そしてその後も度重なる余震で・・・。
でも、いつも変わらずどっしりと構えている姿に安心したのと同時に、どうかどうか熊本城の復興を見守ってくださいとお願いしました。
緑いっぱいの熊本城です。
今の時期は新緑がキラキラ輝き、熊本城は爽やかな風がなびき、最高の季節です。
本来なら私たちボランティアガイドも大忙しの時期ですが、今年は・・・。
城見櫓さんからも一本柱が見えます。
この頑張り、踏ん張りは本当にすごいです。
この櫓がある曲輪(くるわ)は加藤清正公の重臣・飯田覚兵衛が守っていたので飯田丸と名がついています。
この姿を見ていると、覚兵衛さんが、『どんなことをしても熊本城を守る』と言っているようで・・・。
熊本県熊本市中央区花畑町 1-10 熊本城長塀前
電話 096-356-1146