熊本地震で夏目漱石内坪井旧居も被害が出て、現在は閉館中です。
閉館中ですが、5月14日に行われた夏目漱石記念年のオープニング式典に合わせ、13、14、15日の三日間旧宅のお庭だけ見学することができました。
私は旧宅の手作りの板ガラスがどうなってのか気になって、気になって仕方なかったので行ってきました。
いつもなら門が開いているのに、この日も門は閉まったまま。
これを見ただけで寂しくなりました。休館日以外はいつも門が開いていましたからね。
玄関の土壁が落ちていました(T_T)
洋室の外壁も落ちています(T_T)
お庭からしかお部屋は見ることができませんでしたが、 手作りの板ガラスは割れていませんでした!!!
障子が破れていましたが、窓ガラスは大丈夫でした。よかったぁー 本当によかったぁー
ニュースで土壁が崩落したとか、洋室とのつなぎ目にすき間ができたなどの報道はありましたが、窓ガラスのことは一切触れていなかったので、どうなったか気になっていました。
もし、割れたら復元できないのよね? なんて頭の中をよぎるし・・・。
だから、窓ガラスに関してはひと安心です。
漱石先生が長女・筆子が誕生したときによんだ俳句の石碑
『安々と海鼠(なまこ)の如(ごと)き子を生めり』
これはしっとり建っていました。よかった!
筆子が誕生したときに、産湯として使われた井戸も健在です。
でも残念なことに崩れてしまったものも。
これらは破損していなければ、もう一度積むことができるかな?
下のほうの色が違うから、これも動いたようです。
建物の中には入れなかったので、どれほどの被害なのかわかりませんでした。
でも、必ず元に戻ると信じています。そしてまた全国の漱石ファンがここを訪れる日を私も楽しみにしています。
夏目漱石内坪井旧居
熊本市中央区内坪井町4-22
水前寺にある第三旧居は開園。しばらくはこちらで漱石先生を想ってください。
⇒ジェーンズ邸の横にある夏目漱石第三旧居は一般開放しています
熊本市内観光施設開館状況
⇒ 詳細はこちらを参照してください(PDFファイル)
少しずつですが、観光施設も開園できるようになりました。
電話 096-356-2333