くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

城見櫓さんから西竹の丸五階櫓(独立櫓)跡の石垣が見えました

2016年05月27日 | 熊本地震後の熊本城

前ページのつづき。

熊本城の中に入ることができないので、西竹の丸五階櫓(独立櫓)跡の石垣は見れないと思っていました。

だから、長塀越しに見ては、どうかどうか被害が少ないようにと祈っていました。

それが、城見櫓さんの御厚意で見ることができました。ありがとうございました。

城見櫓さんは地震の影響でただ今休業中です。そんな中、6階の迎賓庵を『展望茶室』として無料開放してくださり、私もお邪魔することができました。 

 

城見櫓

熊本県熊本市中央区花畑町 1-10 熊本城長塀前

電話 096-356-1146

※無料開放がいつまでなのか聞くのを忘れてしまい(^^;;

行かれる方は城見櫓さんのホームページをご確認ください。

 

 

城見櫓さんから見た熊本城です。

真っ先に 西竹の丸五階櫓(独立櫓)跡の石垣に目がいきました。

そして言葉を失い、泣いてしまい・・・。

 

 

地震後、熊本城を見て、何度も泣きました。

でも、泣いてばかりではダメ! と自分に言い聞かせ、最近は泣くことはなくなりました。

それなのに、それなのに・・・。

私は市役所の展望ロビーやKKRホテルからも熊本城を見てきました。そして何度も泣きました。

だから、少々のことでは泣かないと思っていましたが・・・。

 

 

 

城見櫓さんからは一本柱の飯田丸五階櫓も見えます。

これらについては後日書きますね。 

 

 

ズームにして見ると西竹の丸五階櫓(独立櫓)跡の石垣だけが崩れたように見えます。 

 

 

 

一番下の元札櫓門跡の石垣は大丈夫みたいです。

見えないところが崩れていませんように。

 

 

この写真は今年(2016年)の3月末に撮ったものです。

熊本城は天守閣に行くのに、いくつものコースがあります。

その中で私が一番好きなコースがココです。

だから、ここの被害状態が気になって、気になって仕方ありませんでした。

今日、自分の目で見てショックでしたが、必ずこの姿に戻ると信じています。

 

 

そして、この姿も絶対に忘れません。

熊本城は400年以上の長い歴史があります。

今回の地震も歴史の1ページです。この事実は忘れません。

 

 

熊本市内観光施設開館状況(平成28年5月23日現在)
 
 ⇒ 詳細はこちらを参照してください

 少しずつですが、観光施設も開園できるようになりました。

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』

http://www.k-yokatoko.com/

電話 096-356-2333

 


西竹の丸五階櫓(独立櫓)跡の石垣の崩れは見えない!?

2016年05月27日 | 熊本地震後の熊本城

 

 

熊本城の重要文化財・長塀です。

現存する城郭塀として最も長く242メートルあります。

今回の地震で242メートルのうち、約80メートルほど崩れました。

でもその下の石垣は踏ん張りました。頑張ったね。本当によく頑張ったね。

  

 

地震後、この長塀まわりも何度も歩いています。

塀の向こうの石垣の崩れた箇所がとても気になっています。

位置的には西竹の丸五階櫓(独立櫓)跡の石垣です。

ここは幾重にも折れ曲がる石段があるところで、熊本城を攻めるのが難しい箇所です。

 

 

 

ここです。ここがずっと気になっています。

報道でもほとんど取り上げられることがないので、実際にどれくらい崩れているのかもわかりません。

熊本城のボランティアガイドをしているといっても、所詮は一市民にすぎません。

だから、危険な状況な城内に入ることはできないので、ここは自分の目で確認できないと諦めていました。

それが・・・

 

つづく。 

 

熊本市内観光施設開館状況(平成28年5月23日現在)
 
 ⇒ 詳細はこちらを参照してください

 少しずつですが、観光施設も開園できるようになりました。

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』

http://www.k-yokatoko.com/

電話 096-356-2333

 


高橋稲荷の被害も大きかったです

2016年05月27日 | 神社・仏閣

2016年5月8日に高橋稲荷神社に行ってきました。

私は毎年年明けにお詣りに行きます。今年も行きました。

我が家から少し離れていることもあり、一年に一回お詣りするのが恒例でした。

でも、今年は地震があったので5月にも行きました。

この時期、こちらに行くのははじめです。まず最初に赤橋のところの鯉のぼりが目に飛び込んできました。 

 

 

 

元気に泳ぐ鯉のぼりにこのときは本当に元気をもらいました。

来てよかったーって心の底から思いましたが、そのあとやはりショックなことが・・・。 

鳥居がありませんでした。

でも次の朱塗りの鳥居はいつも通り私を出迎えてくれました。 

 

こちらの鳥居も立っていますが、ひびが入っています。 

 

いつもならここから階段をあがり、本殿、拝殿に行くのですが、地震の影響で上に行くことはできませんでした。

もし何もしらず行っていたら、かなりショックを受けたと思いますが、事前に状況を知っていたので少しは平静を装うことができましたが・・・。それでも辛く悲しかったです。

 

 

地震後、1か月にもならない早い時期に高橋稲荷に行ったのはわけがあります。

私の個人ブログに、ここ高橋稲荷の近くで生まれ育ち、今は海外にお住まいの方から届いた一通のメールがきっかけです。

『熊本地震のことは海外でも報道され、それ以来ずっと熊本のことを心配していますが、自分が生まれ育った高橋稲荷などの情報がまったくわからないので、もし何か知っていたら教えてほしい。』とのことでした。

これも何かの縁と思い、高橋稲荷まで行ってきました。その後、その方に高橋稲荷の写真を送り、私のわかる範囲で現状をお知らせすると、ホッとされました。地震で被害があったけど、それでもお稲荷さんが残ってよかったと。

 

そして、その方が送ってメッセージです。

どうか被害にあわれた皆様が一刻も早く元の暮らしを取り戻せるように願っています。

余震が続き不安な日が続きますが、一日も早く熊本の方々が地震以前の生活を取り戻すことを遠くからお祈りしています。

国内だけでなく、海外でもたくさんの方々が熊本のことを心配してくれています。そして復旧・復興を心から願い応援してくれています。

ありがたいことです。たくさんの方々の 気持ちを無にしないよう私もできることをやりたいと思います。 

 

高橋稲荷神社 Facebook

熊本市西区城山上代町1121 


地震後にKKRホテルから見た熊本城

2016年05月27日 | 熊本地震後の熊本城

地震後、 KKRホテルさんから見た熊本城天守閣です。

遠目で見ると天守閣も堂々と建っており、地震の影響がなかったように見えますが・・・。

 

KKRホテル熊本
熊本県熊本市中央区千葉城町3-31

 

 

ズームにすると屋根瓦が落ちているのがよくわかります。 

大天守の鯱もありません。

報道で天守閣がどんな状態かも知っていましたが、こうやって自分の目で確認するとあまりのショックでぼう然となりました。

 

 

地震後の熊本城をブログに掲載する必要があるんだろうか?

何度も自問自答しています。

でも、今の熊本城の現状をひとりでも多くの方に知って頂き、それが復興に繋がると信じています。 

 

 

 

この写真は2016年4月29日に撮影したものです。

この時点ですでに石垣にはブルーシートがかけられていました。

ブルーシートがかけられているところは加藤神社の奥の石垣です。 

 

 

 

  

右側の櫓は重要文化財の平櫓です。

その横の黄色い丸印は今回崩れてしまった不開門です。

そして左のオレンジの丸印が北十八間櫓と東十八間櫓です。

 

熊本城は400年以上の歴史があります。

その間、大きな地震が過去にもありました。中世以降の歴史資料に残っています。そして乗り越えてきました。今回も乗り越えます。

今は傷ついた熊本城の写真ばかりアップしていますが、半年一年後はここが治りました。元に戻りました。そんな報告がどんどんできると思っています。

どうか、皆様長い目で熊本城を見守ってください。よろしくお願いします。

 

熊本城
熊本県熊本市中央区本丸1-1

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
電話 096-356-2333