当ブログは『くまもとよかとこ案内人の会』のブログです。
当会は熊本城をはじめ熊本市内を中心に観光ボランティアガイドをしています。
そんな関係で熊本城へ行くのは当たり前でした。私たちのホームグランドでした。
でも、熊本地震で状況が一変・・・。
今回の地震の記録を少しでも残そうとブログを書いていますが、今日の写真は前震の一年前に撮ったものです。
日付を見てびっくりしました。2015年4月14日に撮影したものが残っていたとは。。。
一年前の2015年4月14日の熊本城です。美しいです。
ここはいつ行っても、穏やかな空気が流れ大好きな場所でした。
ここを歩いたり、ここで座ってボォーとしていると心のトゲがとれ、心がまぁるくまぁるくなりました。
熊本城の癒しスポットです。
写真左奥が東十八間櫓です。その右が北十八間櫓です。
これが崩れるなんて誰が想像したでしょう。
ここは熊本城の有料地区ではないので、観光客の方も少なく、いつも静かでした。
よーく石垣を触りました。熊本城は築城から400年以上経ちますがいまだに謎だらけです。 私も知らないことわからないことがたくさんあり、よくここの石垣に話しかけました。
しばらくはそんなこともできなくなるんですね。。。
北十八間櫓から平櫓を眺める景色も好きでした。
ここはどこを見ても美しく、毎日見ていても飽きないんです。
丸をつけているのが五間櫓です。これは地震で残りました。
北十八間櫓、東十八間櫓は崩れましたが、この五間櫓は踏ん張りました。
きっと、北十八間櫓、東十八間櫓の想いもしっかり受け止め踏ん張ったんだと思います。頑張りました。そしてありがとう。
ここからの写真は地震後のもので2016年4月27日に撮影したものです。
地震後の熊本城です。この姿を見たときしばらく動くことができなかった。
ニュースや新聞で熊本城の状況は知っていましたが、実際に自分の目で見たら動くことができず、ただただ涙が流れ・・・。
見てください!!!
五間櫓が残っているでしょ !!!
大きな北十八間櫓が崩れ、そんな中踏ん張ってとまるのはすごくしんどかったと思います。でも頑張りました。すごいよ、五間櫓。
きっと最後の最後まで東十八間櫓と北十八間櫓と五間櫓は力を合わせて頑張っていたと思います。でも、前震と本震の二度の大きな地震で東十八間櫓と北十八間櫓は力尽きてしまった。ふたつの櫓の想いは五間櫓に残っているから、必ず元の姿に戻ります。
石垣も櫓も怖かったね。すごく怖かったよね。
でも、必ず元に戻るから・・・。みんなで力を合わせて戻してみせるから、もう少し我慢してね。
ここからの写真は2016年4月29日に撮ったものです。
27日にはなかったブルーシートが!!!
これから復興に向けて、熊本城の姿もどんどん変わっていくと思います。
ブルーシートに覆われ、何も見えなくなるかもしれない。でも、私は熊本城が元の姿に戻るまで見届けます。
熊本市内観光施設開館状況
⇒ 詳細はこちらを参照してください(PDFファイル)
少しずつですが、観光施設も開園できるようになりました。
電話 096-356-2333