2016年4月14日21時26分、熊本に震度7の地震が起きました。
その日からやがて1ヶ月になろう5月10日午後2時ごろ、熊本城の馬具櫓の石垣が崩れました。
前震、本震で甚大な被害を受け、熊本城は変わり果ててしまいました。
そのショックからまだ立ち直れずにいたところに、更に追い打ちをかけられました。
この写真は2015年3月に撮ったものです。地震の1年1か月前の姿です。
正面に見える黒い建物が馬具櫓です。
この写真は2015年12月に撮ったものです。
長塀も馬具櫓も石垣もどんと構え、美しいです。
この姿が永遠に続くと思っていました。
熊本城は永遠に変わらないと思っていました。それが・・・ 熊本大地震で変わってしまいました。
2016年4月27日に撮った写真です。
地震後の写真ですが、このとき馬具櫓の石垣はどっしり構えていました。
2016年4月29日に撮った写真です。
地震後、熊本城は変わってしまいました。でもすべて崩壊したわけでなく、前震、本震に耐え、従来と変わらないところも多々ありました。
そのひとつがここです。長塀も崩れましたが、馬具櫓に近い長塀は崩れていないので、ここから見る光景は以前と変わりませんでした。
地震後、何度も何度もお城のまわりを歩きました。最初は崩れたところばかり目に入り、涙が止まりませんでした。
でも、最近はやっと崩れたところではなく、従来と変わらないところを見て、絶対にこの姿に戻ると自分に活を入れていました。
それが、それが・・・。
5月10日午後2時ごろ、馬具櫓の石垣が崩れてしまい・・・。
この写真は5月12日に撮ったものです。
もうこれ以上石垣が崩れることはないと思っていました。
だからショックで、ショックで・・・。
でも、まだたくさんの石垣が踏ん張っています。建物が踏ん張っています。
これ以上崩壊しないことを願い、そして一日も早く元の姿に戻ることを祈り、今当会ができることをやりたいと思います。
熊本市内観光施設開館状況(平成28年5月12日現在)
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少しずつですが、観光施設も開園できるようになりました。
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