もんろーの部屋

音楽について自分について哲学しちゃうページ・・・美味しいものもちょっと

赤いグランドピアノ

2013-04-29 | エンターテーメント
GW突入!
お天気もとても良い、紫外線が気になるお日和。

メゾン・ド・プルミエ 朝霞台店にて、お茶。

パンプキンマロンタルトと珈琲。
バニラアイス付きで、700円くらいだったかな?
ランチも美味しそうなお店でした。

この日の目的は、雰囲気のあるコンサートホール
「トイピアノへの誘い」ということで・・・ん

どうなんだろう・・・と思ったが、大好きな山崎勢津子さんが小川未明を朗読、ということと、レッスンに来て下さっているカラスさんが・・・
「素敵なところですよぉ。一度行ってみて下さい。何かに使えるかも知れないしぃ。」というプッシュもあり(カラスさんはよくこのサロンを利用されていて、とても良いスタンゥエイが設置されていることも教えて下さった)、ワクワクと行ってみた。

キャパ50ほどの、素敵な空間で、柔らかい音色のスタンウェイが素敵。
ただ、トイピアノ(早い話おもちゃのピアノ)のあやうさが、コンサートとしてどうなのか等、いろいろ思いながらご一緒した方々と帰ってきた。

0歳の時、私は、兄のお古であるところの、赤いおもちゃのグランドピアノを毎日ぴんぴん、と弾いていた。
私が産まれた時には、祖父が脳梗塞を患い、家の真ん中の仏間に寝たきりになっていて、ひっきりなしに訪れるお見舞客を真似て、私は毎日、祖父の枕元へグランドピアノを押していき、お見舞いにピアノを聞かせていた(←相当迷惑な話だ)。

ある日祖父は父に、「手つきが良いから、そのうち本物を買ってやれ!」と言ったそうだ。
3歳になったとき、私はテレビから流れる音楽を、身体中でビートを取りながら聴いているような子だった。
それを見た母は、音楽の才があると勘違いをし、父は祖父の遺言めいた言葉を思い出し・・・翌日にはピアノが家にやってきて、私はピアノを習う羽目になる。

おもちゃの(お古の)赤いグランドピアノは、私のルーツなのだなぁ
良かったのか、悪かったのか

おもちゃのピアノをこれでもかと聴いて、いろいろ思っていたわけ。
あのピアノから、ここまで来たのだなと。