吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

3代続けて二世首相をいただいた日本国民の不幸。

2008年09月02日 | Weblog
 2008年9月1日午後9時30分、福田首相が辞任表明の記者会見。小泉首相から受け継いだ安倍首相、安倍首相の突然の政権放棄を受けて総理の座についた福田首相、自前の内閣を組閣して一ヶ月もたたずの再びの政権放棄だ。情けない。

 この10年(1998年ー2008年)、日本のトップ首相は6人。一人2年足らずの短命内閣、首相だ。小泉首相を別にすると、皆さん50%支持率でスタートし20から25%支持率になり、そして”新しい人、新しい体制で”といって辞任、総辞職する。政権運営や時局乗り切りの困難に面し、政権を放り出すのだ。

 ねじれ国会による立法府、国会の活発化や議論国会の正常化などは想像もつかない。ただ、小沢民主党の政権交代圧力や何でも反対勢力の強さに”嫌気”がさしてがホンネかも知れないが、自分が引いて新しい体制で臨時国会を乗り切ることがお国のためだと正当化して、政権を放棄する。何と無責任で、軽い一国の総理の座なのかとタメイキする。

 橋本首相、小渕首相といった昔竹下派の比較的長命の内閣と比べた森首相、小泉首相、安倍首相、福田首相は皆さん昔森派いま町村派で(小泉さんを除いて)みな超短命だ。みなさんで総理首相の座をグルグル回して”首相イス回し”ゲームをしているのか。いい加減にしてください。二世衆議院議員や二世首相禁止法案を急ぎ可決立法してほしい。後継と目される麻生さんにお願いしたい。

 高い支持率だった小泉政権の郵政改革、構造改革、財政健全化路線の転換をしなければ、この低迷景気経済の時局を克服できないとするなら、その展望やビジョンを示し、政権選択としての総選挙をして国民の審判を問えばいい。総合経済対策や定額減税および路線転換を国民に問い、信任と支持を得て、強い政権運営を目指せばいい。新しい体制を預かるトップにお願いしたい。
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