きょう(2022年)8月23日は、二十四節気でいう「処暑」。立秋(8/7)と白露(9/8)の間中にあって、文字通り”夏が過ぎる”時期になる。”暦の上では もう秋ですが”や”まだ残暑が厳しいこの頃ですが”と、手紙の挨拶や時候の挨拶をする時節。この処暑 今年はきょう(8/23)だが、毎年8月23日ではない。前後一日ほど、ズレたりする。
地球や太陽の円周軌道は360度だが、一年は365日や366日もある。だから、二十四節気が一年を24分割した”節気”に分けても、一節気間隔を15日にしたり16日にしたりしなければ 暦の一年12ヵ月(1ヵ月に2節気)とはならない。一ヵ月を30日にしたり31日にしても巧くいかなければ,うるう年を入れたりするのと同じ。
一年12ヵ月の1ヵ月に”2節気”が入るようにし、農作業や日常の生活行事などの暦にその時節の天道や気候などを入れて 役立つようにしようとしたらしい。ちなみに、5月5日の立夏から11月7日の立冬まで”12節気”あるが、各節気間の日数は15日が6個、16日が6個なのだ。
立秋(8/7)と白露(9/8)の真ん中のにある「処暑」、この前後や時期には二百十日(9/1)などがあるとおり、日本の台風シーズン。大雨台風や豪風台風に加え、ゲリラ豪雨や雷夕立などがあり、二百二十日(9/11)あたりまでは 気が休まらない特異時節となる。
昔は入りから明けまで約40日もあった梅雨期間が、昨年は約30日になり 今年(2022年)は20日(正確には21日)になった。その分、そのあとの”猛暑日”が16日と史上最長になった。残暑や台風豪雨が、まだまだ続きそうな2022年の処暑だ。