2023年4月22日(土)の朝日新聞1面、「責任あるA I 」G7連携( 共通基準づくり促す)の下欄は、「昨年度物価3%上昇」( 石油危機以来41年ぶりの伸び)記事。その2面は、「予想超す物価高ずしり」。
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ウクライナ侵攻、円安、消費者(意識、行動)変化、”コスト増、企業にも暗い影”として、「22年度は 約8割の品目が解上がりした」と 主なカテゴリーと主な品目の値上がり率(前年度比)を ランキング記載している。 シメのサブタイトルに”上昇率鈍化の可能性も”と記し、「脱デフレへ 賃上げ持続カギ」と添えている。
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なかなか考えた品目選定や項目での、値上がり品目例示だと思う一方、2022年(生鮮食品を除く)消費者物価 対前年比 3%上昇や 2023年春闘での(正社員賃金アップ3.7%増などを記しているが、”これで消費者生活や景気経済が好転するか”に触れていない。
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例示品目カテゴリーの平均値上がり率;エネルギー12.8%、生鮮品を除く食料5.4%、家具家事用品6.0%と品目別値上がり率(%)があるのだが、これらの家計支出全体に対する構成(ウエイト)などに触れていない。
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細かいことだが、例えば「食料」の生鮮品と非生鮮品の割合や家計における例示品目以外の 交通・通信費、教育費、文化娯楽費やその他などとの関係がみえない。加えて、物価上昇3%に 賃上げ率(春闘)3.7%での景気経済社会の好転の見通しなどに触れていない。など、何かで補ってほしい。