9年前の3月11日 金曜日
ちょうど、秋物の展示会 最終日でした。
北海道のお得意様と、栃木のお客様が展示会会場にいらして、
商品の受注も頂き、ほっとして、世間話をいていました。
突然、大きな、経験したことのない揺れがきました。
「あっ、地震よ~~」「これは、おおきいぞ」
そんな声の中、私はとっさに、テーブルの脚を両手で、つかんでいました。
あの、数分間(数秒かもしれませんが・・・) これは、夢?
か、とも思える恐怖でした。
反物の入った大きな棚が、ゆらゆらして、花瓶は落ちてきました。
もう、声も出ずに、膝はガクガク
でも、そういう時に、性格って出るものなんですね
責任者の方、回りのものをかたずけるやいなや、
近くのコンビニに走り、おにぎり・カップ麺・ぱんなどを買いに走られ買ってこられました。
目黒で、評判のいい、カレーうどんの有名なお店があったのですが、
地方からいらしたお得意様のために、
その日残っていた仕入れ材料を予約して、こられたのです。私は、何も出来ず、ただただ震えていたというのに・・・
9年たった今日は、割と暖かいのですが、9年前のその日は肌寒く
ダウンを着ていたと記憶しています。
その日は会社に泊まり、電車が動きだしてから帰宅。
なぜか、最近思います。
あの頃から、いろんな災害がふえてきたような
生活に便利なものが増えて、飽和状態になってきた現在。
人間は慢心してきたのでしょうか?
もっと、謙虚に、感謝の気持ちを持って生きなさいと
警告されているのかと思ったりします。
でも、未だに復興されていない地域に、すんでいる方々が多くいらっしゃる・・・
とても、申し訳ない気持ちになったりします・・・
ただ、言えることは、いつ、そういう災害に会うかは分からない!
当時の責任者のように、いつも冷静でいるようにしなくてはいけないってこと・・・
そして、すべてに思いやり、愛を持って生きなくてはいけないってこと・・・
私たち人間が試されているのでしょうか? 試練なのでしょうか?
9年経った今、コロナウィルスに立ち向かっている今は・・・
それにしても、あまりにも犠牲が多すぎます