ここ数年、春から夏に使われている”リネン”
私自身は、あんまり好きな素材ではありません。
なぜって
シワが気になるので・・・
でも、最近では、”リネン”のさらした無地を形にした後
製品染した商品も多く見ます。
これだと、シワもそれ程気にならないので、いいですね
ところが、メーカー側は製品染のリスクは、コストと手間がかかり
大変な作業です。当然、プライスも上がります。
大変な点は、
ほとんどの”リネン”は、染める際、縮小します。
だから、縮みを計算して型紙を作らなくてはいけません。
それと、縫い糸の素材も”リネン”と同じ染料に耐える糸を、使わなくてはいけないのです。
プチプラブランドで、”リネン”製品を出していても、
製品染めの商品を出していないのは、そういう理由だと思います。
”リネン”に、プリントをのせれば、シワはそんなに気になりません。
けれども、それもコストアップ。
最近では、”リネンプリント” もほとんど見かけないですね
以前の作品 ”リネンプリント” の商品です
確かに、プリントは、コーディネイトが難しいですが、ふんわりとしたやさしさや、くつろぎが生まれます。
景気のせいか、どうだかは分かりませんが、最近は、”リネンプリント”に、あまりお目にかかりません。
消費者が、利口で、オシャレになったのでしょう!
無地もののほうが、着回しがきくしね
私自身のクローゼットの中も、ほとんど無地か、ボーダーか、ストライプ、
たまに、チェックですものね・・・
プリントは、<ば・ば・くさい>って
そうとも言えますが、たまにステキなプリントに出会うと、やすらぎを感じたりします。
でも、今はそれどころではないですね・・・
コロナウィルスの感染が世界中に広がって・・・
早く収束して、人々の生活が落ち着いて、
”リネン”素材に身を包み、春から夏に向かう素晴らしい季節を楽しみ、味わいたいです