Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

代官山蔦屋『お騒がせモリッシーの人生講座』イベントレポート(1)

2018-09-28 13:10:56 | 『お騒がせモリッシーの人生講座』

9月26日の夜、代官山蔦屋さんで開催されました


『お騒がせモリッシーの人生講座』刊行記念トークイベントにご来場

いただきましてどうもありがとうございました!



大雨にも関わらず、会場は満席。立ち見のお客様や、通りがかって飛び込みで

来られたお客様もいたそうで、恐れていた「ジョイマン状態」は免れました。

 

「えっ、スミスだから生の花持参するんじゃないんですか!?」と花を

持ってきてくださった方、

愛知県からこのために、しかもモリッシーヘアで来てくださった方、

「台東区一のスミスファンは自分だと思ってたのに…!」と

(たぶん…)ほめてくださった方、

体調悪いけどとか、時間ないけどとか、

または明日社長プレゼンなのにとか、北海道出張なのにとか、

数々の困難をやりくりして来てくださった方、

私の友達だったり先輩だったりしたせいで、

やれやれ…仕方ないけどまあ見てやるか!と来てくださった方、

うなずきまくったり、泣いてくださった方

蔦屋の皆様、尾田さん、編集担当者の圓尾さん、営業さん、

素敵なオリジナルステッカーをデザインしてくれたKAZOO、

ビデオを撮ってくれた腮尾くん、

行きの渋谷からのバスで

「荷物が重すぎるでしょ、あなた!!私の膝に乗せなさい」

と言ってくれた老貴婦人、、

(まだまだいますが)


…皆様全員大大大感謝です、ありがとうございました!!

(KAZOOデザイン、来場プレゼントのイベントオリジナルステッカー。

ただいま代官山蔦屋さんで『お騒がせモリッシー』を買うと、若干数ですが

プレゼントしております!)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

尾田和実さんとの「中年真剣しゃべり場」、

そして『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』並みに

シークレットで客席に仕込んでおいた(てかオーラでバレてたけど)、

スミスファーストのモリッシー写真を撮ったレジェンドフォトグラファー、

Romi Moriさんをゲストにお迎えした90分。

ご来場の皆様にはとても喜んでいただけました!

Romiさんも、貴重な生写真までご持参いただき、ありがとうございました!!

 

来れなかった方々から、何話したか教えて、当日の資料見せて、

とのお声もいただいたのでここで資料なんかも貼りつけつつ、

振り返らせていただきます!

 

そもそも・・・

本を書いている時も、書いた後も、またこのイベントをやるにあたっても、

なんで私やあの人は、いまだにモリッシーを聴いているのかな?というのが

ありました(今さらw)。


大人になって「音楽聴くの卒業」とか、「スミス?昔聴いてたな」という人も

けっこういるのに「大人のスミス・モリッシーファン」にとって、何がいまだ

聴きつづける価値や意味なんだろうと思っていたので、そこを

「大人でちゃんとしているのにいまだモリッシーファン尾田さん」と

話してみたいなあ、と。

尾田さん、お子さんに「もりし」という名前までつけてますから、想いは

まったく「過去形」ではない…

(イベントにはかわいい「もりし」君も来てくれてました!)。

 

そんなわけでトークでは、


●スミスと出会った頃のこと

●なぜスミスに魅せられたのか

●過去の感じ方

●大人になってからスミスを聴いてのギャップ

●最近のモリッシーについて

 

…などの話でスタートしました。

尾田さんは、「音」に魅せられ、大学時代はスミスのコピーバンドをしていた

そうです。尾田さんはスミス入口の一曲として“Reel Aroud The Fountain”を

挙げてくれていたのでかけました。

ほんと、いつ聴いても、初めて聴いた時の気持ち思い出すなあ、、と、本番中なのに

聴き惚れてうっとりしすぎましたよ。

トーク中に尾田さんにも聞かれたのですが、私はスミスの方がモリッシーのソロより

安心して聴ける気がします。昔、世間知らずな子どもの頃、ただ気持ちいいな、

声がいいな、好きだな、という純粋な心で聴いていた頃を思い出せるから・・・

 

今は長年ファンをし過ぎて、というより、自分が大人になったせいで

知識や雑念を持って音楽に触れてしまうのも否めませんw 

情報も、昔の自分に言ったら驚き過ぎて倒れるくらい入ってくる。

それでも、トーク中に話しましたが、ワープロや切り貼りで手作り感満載な

「ザ・スミス」日本公式ファンクラブ会報(持っていきました)を


擦り切れるまで読んだり、原宿や西新宿のブート屋さんで買った、ダビングし過ぎて

もうざらざらで何が何だかわからないスミスのライブビデオをテープが

伸びるまで見たりとか、情報がない中でも必死に、好きで好きでたまらなくて

追い求めていた純粋な気持ちは、奥の方にはあるんですよね。

30年くらいたっても。

そんな、大人になってからはそんなに日常では取り出さない大切な場所に

響くから、まだスミスを聴き、「モリッシー」という実体の謎を追い続けて

しまうんだと思います。

 

そして、自分たちが良くも悪くも「大人」になっていく過程に、

「モリッシー」というものの「進化」「深化」が並走していく

(すんごいスピードで超先にいるんですけど)のではないか…

という話をしました。

 

30年以上の時を経て、視覚的にでぶった、年取った、とかだけでなく、

よく「変った」「ヘンになった」とか言われるんで、メディアや世間でよく言われる

イメージやキーワード、まとめてみたものをお見せしました。


 

歌手生活36年で、180度くらい違うイメージに「変わった」のも事実ですが、一貫して

変らない普遍的なもの=コアな部分があるので、まあ全部が全部同感!できることばかり

ではなくても信じられるし、そこに共鳴できるのだと思います。

 

そしてそういう「コア」っていつの間にか大人になってしまった自分たちにもあるので、

モリッシーと中身は(もちろんw)同じじゃなくても、「コアを持ち続けてるすごい人」

という部分でリスペクトしてしまうんですよね、、


と、イベントレポートのつもりが再度語り始めて長くなったので、自伝の引用も

したんだけどそれは「続く」にします!

 

そうそう、上のスミスファーストの写真含め、シークレットゲストRomiさんが

80年代に撮ったモリッシーと、今年の3月のロンドンのライブで撮ったモリッシーの

生写真を持ってくてくれました!違い歴然!!モリッシーのおうちにまで招かれた、

生のお話しにお客さん大興奮!(※ロミさんとモリッシーのエピソードについては

こちらの記事

Romi Mori 写真展:「ザ・スミス」のモリッシー写真を撮った日本人アーティスト

にも書いているのでご参照ください)


「あの時のモリッシーのイメージは、青。若くて、青い」


…とロミさんは語っていました。そんなモリッシーが、今や…!!!という感じですが、

私はイベントに来てくださった皆さんもきっと心の奥にそんな「青」があって、そこを

枯らさないよう音楽を聴いて世知辛い大人生活も続けているんだと思いましたよ!!


音楽があってよかった。

モリッシーにも、あなたにも、私にも。          


(続きはこちら


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