非常に個性的・・・なんだけどたいして珍しい魚ではないマトウダイ。
とりあえず寿司で・・・
個性的な外観ですが、味はくせのない美味しい白身です。
こっちは残ったアラ
思いつきでやってみたら予想以上に美味しかったアラの利用法をご紹介します。
美味しく無駄なく魚を食べられる方法・・・なのですが・・・
致命的な欠点が・・・非常に面倒くさい。
まずアラをひと煮立ち・・・アクをとります。
鮮魚の状態で400~500gのもののアラで1人前です。
次に食べれる身の部分を取り外します。
これがまず面倒・・・
骨をよけて身の部分を集めます。
残った骨やゼラチン質の部分を3,40分ぐつぐつ煮込んで・・・
魚骨スープに・・・
煮詰めて濃いスープにします。
味も出切っただろ・・・という感じ。
スープを煮てる間に・・・・
取り外した身の部分
にんにくみじん切り
肝・・・マトウダイは肝が結構大きいです。
肝が旨い魚に限って肝も使います。
それと鷹の爪・・・なんですが無かったので粗引き唐辛子
それから油
弱火で油で炒めます。
肝はスプーンで細かくしながら炒めます。
”肝煎り”という言葉の語源はこういうことかな??・・・いや、多分違うな・・・
肝が苦手なら入れなくても問題ないです。
肝無しでも十分旨いです。
3,40分炒めます・・・これもまた面倒ですが・・・。
炒めていると取り残した骨が発見出来るので、見つけたら取り除きます。
ただ、小さな骨なら少しくらい残っていても問題ないです。
油はオリーブオイルがいいです。
3,40分炒めたもの。
にんにくはきつね色、魚はカリカリ、そして小骨も油で揚げたような状態になるので残っていても気になりません。
アツアツの魚骨スープと一緒にします。
これでやっと準備完了。
そのまま置いておくとカリカリの魚はスープを吸って少しだけ柔らかくなります。
アツアツのうちに合わせておけば油が上に膜を張り空気(=空気中の雑菌)に触れさせない状態になるので、ラップして冷蔵庫に入れとくとかなり日持ちします。
もちろんすぐにでも食べられます。
食べるときは簡単
玉ねぎ炒めて・・・
パスタ茹でます。
茹であがったら冷蔵庫に入れといたアラ炒め?とパスタを玉ねぎ炒めたフライパンに入れます。
ゼラチンたっぷりのスープなので冷やすとゼリーになってます。
フライパンで温めると熔けていきます。
塩コショウで味付けして油と魚骨スープをよく混ぜ合わせて・・・・・完成!
フライパンで混ぜるときに香りのいい高いオリーブオイル足してもいいです。
・・・自分は持っていないので試したことはありませんが・・・
油とスープをよく混ぜると・・・スープがゼラチンたっぷりなのでドレッシングとマヨネーズの中間みたいなドロッとしたソースになります。
ドレッシングの瓶をを良く振って油と水分が混ざり合った状態・・・乳化ってやつです。
出来あがりはミートソースじゃなくて魚味のフィッシュソースって感じかな・・・。
鷹の爪の代わりに使った粗引き唐辛子は口に残る感じで失敗でした・・・。
粉唐辛子のほうがよかったかも・・・。
真鯛はこの料理に合ってる非常にいい材料だと思います。
この1匹で2人前
これはオキアジ
前の日作ったオキアジフライの残りのパン粉をかけてます。
・・・オキアジフライはちょっとオキアジがもったいない感じ・・・持ち味生かせていない平凡な魚フライになってしまうかも・・・。
まあ、このフィッシュソースだって似たような感じかもしれませんが・・・。
にんにくと魚を炒める時間短くすると材料の魚の個性が残る仕上がりになります。
ただし魚臭さも少し残ります。
面倒だけどこれ食べると魚を使いきった満足?充実感・・・?
いや、面倒だけど旨いもの作って食べた自己満足感かな・・・が感じられます。
もちろん魚の好きな方に食べてもらえば喜んでくれると思います。
・・・・・最近魚の話ばかりしているような・・・・。
次の投稿は料理じゃなくて新作をご紹介をしようと思っています。
・・・・・新作も・・・・・・・・・魚です(笑)。
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