■Downhill
瞳を曇らせる強い風のなか
背を丸めて 終わりのない下り坂
見上げた空と 空気の乾きに
季節が巡ったことを知る
木々の葉は とっくに命を失い
どこかに姿を隠したまま 音沙汰もない
隠れ場所をさがして 目をこらしても
無防備な広場が 恐ろしく浮かび上がるだけ
たいそうな望みはないけれど
せめて片足を休めるところがあればいいのに
感じるままに行き先をさぐって
終わりのない下り坂を 呆然と眺める
瞳を曇らせる強い風のなか
背を丸めて 終わりのない下り坂
見上げた空と 空気の乾きに
季節が巡ったことを知る
木々の葉は とっくに命を失い
どこかに姿を隠したまま 音沙汰もない
隠れ場所をさがして 目をこらしても
無防備な広場が 恐ろしく浮かび上がるだけ
たいそうな望みはないけれど
せめて片足を休めるところがあればいいのに
感じるままに行き先をさぐって
終わりのない下り坂を 呆然と眺める