BE HERE

■BE HERE

キミの目の前にぶら下がる
名前も知らない植物の花びら
行ったことのない地方のコトバ
緩やかそうで手ごわい坂道

今キミは　味のない季節に
消えたくなって　後ろ向きになって
気弱な過去だけで　立ち尽くしている
頭をたれて　ごまかしている

花が通り過ぎて　香りが消えても
記憶の中に動いているなら
きっと誰かに救われる
きっと夢を続けられる

闇が途絶えて　朝が顔をだして
同じようで　どこか違う
そういう風が吹きはじめる
そういう一日が　背中を押してくれる

疲れたなら　待っていればいい
もう歩かないで　ここにいればいい