隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

メディアは凶器をもった集団

2011年09月17日 21時18分52秒 | 日記

2011.9.17 (土)


 台風からの湿った空気の影響なのか、ムシムシする一日。空模様が変わりやすい一日。
 和歌山や奈良が気にかかります。
 東北も明日は雨量が多くなるのかな。


■■メディアに踊らされたくない
 鉢呂経済産業相の辞任劇。
 今さらだけれど、いろいろ考えさせられました。
 「死の街」発言はきっと彼の正直な感想だったんだろう。そう感じたことを誰も責めることはできない。
 (今日の朝刊では、朝日新聞の記者?が、原発の周辺の町に行くとさまざまな人に出会い、復興に向けて動いている様子を見ることができ、「死」の匂いなどしない、と書いていたが)
 公人としての発言なら、やはり深い気配りが必要だし、そのくらいの配慮もできない人に国民はついていかないだろう。
 ただこの人はその前後にどのようなことを言っていたのだろう。
 「今は死の町と化してしまったけれど、今後・・・」と決意を述べていたのなら、そこまで報道するのがメディアの役目だと思う。切り取って流しても意味はない。何を話していたのだろう。

 以前の柳澤厚労大臣の「女性は産む機械」発言を思い出す。
 少子化の問題、女性の心情、女性のおかれている現状を軽視した内容の発言だと思うし、私自身はその手の発言には過敏に反応してしまうタイプの人間なのだが、正直、このときはあまり怒れなかったのだ。
 なぜなら、彼の発言をたまたま全部聴いていて、この人が申し訳なさそうに、「こんな言い方をしてごめんなさいね」と何度か言っているのを見てしまったから。
 こういうたとえでしか説明できない人なんだな、と、多少のあきらめもありつつ、結果的には「同情」してしまったのだ。
 だから柳澤氏は許されるべき、と言う気はないけれど、全体を聞くのと、その部分だけを聞くのとでは、ずいぶん印象が違うというのは事実だと思うのだ。

 メディアは情報を操作することができる、ある意味、凶器をもっている集団だ。偽りの情報を流す、というところまでいかなくても(それもありだと、Twitterではつぶやかれているけれど)、ある部分だけを切り取って流す、いっせいに全メディアが同じことを流して大きなうねりを作る・・・、そういうこともある面では「操作」だ。
 鉢呂氏を擁護する気などない。ただ、ある部分だけを切り取って何度も流してヒステリー状態を作るメディアに踊らされたくないなあと、思うのです。

 この辞任劇にはメディアもいろいろ思うところがあるのか、いまさらながらの「検証」をしているようで。

 「津波を利用して我欲を洗い落とす必要がある。日本人の心のあかをね。やっぱり天罰だと思う」
 こう発言した石原都知事の発言のほうがよっぽど品がなくて擁護のしようがないと思うけれど、この人を再選させてしまった東京都民であるワタシとしては、えらそーなことは言えないのか・・・と自虐気味に言ってみる。

 「放射能つけちゃうぞ」については、なにをかいわんや、と言うしかないけれど。


                   

 「ロックロックこんにちは」+夏休みを終えて、いまは通勤のとき、The Yellow Monkey 聴いてます。
 吉井さんのソロアルバムをひととおり聴いたあと、イエモンに戻ってしまいました。
 つくづく思うけど、実はメロディーがポップなんですよね。メロディーが強い。
 そこに荒削りなサウンドと、あの艶っぽい声が重なると、がぜん、妙な世界が生まれる。
 歌詞の危なさも、うまく言えないけれど、どこか子どもじみていて、笑っちゃえたりする。
 そうかと思うと、せつなさに胸が締めつけられたり。
 前にも書いたけど、「8」がなぜか好きなのです。「パール」の「夜よ 負けるな 朝に 負けるな」のところで、いつも呆然としてしまう。
 頭のうしろを何か柔らかいもので「強く」叩かれたような気になるのです。
 あれは何なんだろう?? 
 それにしても、CDからライブ並みのボーカルが聴こえてくる。いい声だなあ。


 夏休みで、気持ちの良いところを訪れました。
 そのうちUPするので・・・。


 そうそう、原発周辺を除染するということだけれど、田畑や住宅地だけでなく山林も・・・ということなのでしょうか。
 そこが大事なんで知りたいのだけれど。
 山林も除染しなければ意味がないと有識者は提言しているけれど、山林の除染の効果は確実なのでしょうか。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラストまで怒涛のライブが重... | トップ | 台風・・・とドラマ最終回 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。