■午後の夢
こんな時間に 誰もいない電車
まぶしい光が 窓を突き抜ける
小さな揺れに まぶたを閉じると
ちっぽけな世界が 宇宙に広がる
見え見えの隠しカメラで
昨日の記憶を 確認する
網棚にあったのは 黄色い紙袋
端に座っていたのは 痩せた少女
飛び込んできた 小さな虫が
暴れまわって 静寂をこっぱみじん
次の駅に着いたら ドアが開いたら
きっと冷たい風が吹く
季節を飛び越えて 走る電車
短い居眠りの間に 衣替え
耳の奥に 広がる景色は
誰かと歩いた夏の海辺
いくつの駅を乗り過ごしたら
あの夏にたどりつくだろう
古い記憶の呪文を唱えて
私はあなたに会いに行く
こんな時間に 誰もいない電車
まぶしい光が 窓を突き抜ける
小さな揺れに まぶたを閉じると
ちっぽけな世界が 宇宙に広がる
見え見えの隠しカメラで
昨日の記憶を 確認する
網棚にあったのは 黄色い紙袋
端に座っていたのは 痩せた少女
飛び込んできた 小さな虫が
暴れまわって 静寂をこっぱみじん
次の駅に着いたら ドアが開いたら
きっと冷たい風が吹く
季節を飛び越えて 走る電車
短い居眠りの間に 衣替え
耳の奥に 広がる景色は
誰かと歩いた夏の海辺
いくつの駅を乗り過ごしたら
あの夏にたどりつくだろう
古い記憶の呪文を唱えて
私はあなたに会いに行く