■冬の空
見上げる冬の空は まるで張り付いたかのように
どこまでも どこまでも青い
無限なんて意味のわからないもので
あの青さを心に沈めることはできない
胸がキュッと縮んで ことばを失う
会いたい人がみんな ここに集まってくる
行きたい場所が 一気に浮かんで消える
忘れていた詩が 口から飛び出してくる
そうして 私はきっと年老いていく
たぶん心が 水分をなくす
笑うことや泣くことに 疲れはじめる
優しさに泣くことが恥ずかしくなる
衰えて醜くなって 冬の空を見上げる
そのとき 胸がキュッと縮んだら
私はどうするだろう
何を思い出すのだろう
冬の空よ
忘れずに ここにしまっておこう
年老いた私のために
覚えておきたい日々のために
見上げる冬の空は まるで張り付いたかのように
どこまでも どこまでも青い
無限なんて意味のわからないもので
あの青さを心に沈めることはできない
胸がキュッと縮んで ことばを失う
会いたい人がみんな ここに集まってくる
行きたい場所が 一気に浮かんで消える
忘れていた詩が 口から飛び出してくる
そうして 私はきっと年老いていく
たぶん心が 水分をなくす
笑うことや泣くことに 疲れはじめる
優しさに泣くことが恥ずかしくなる
衰えて醜くなって 冬の空を見上げる
そのとき 胸がキュッと縮んだら
私はどうするだろう
何を思い出すのだろう
冬の空よ
忘れずに ここにしまっておこう
年老いた私のために
覚えておきたい日々のために