隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「カバーと言えば、テツヤの日!」~スピッツメンバーで漫遊記

2019年01月17日 07時45分45秒 | スピッツ

2019.1.13 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 今日から3回、スピッツメンバーが入れ替わりで「ゲスト」。
 草野「第1回は、スピッツでギターを弾いてるテツヤくんです」
 今日くらいまでは新春。「おめでとう」でいいってことで、
 テツヤ「おめでとうございま~す」
 「新春シャンソンショー」が同時に出る「お約束」の息の合い方は、うれしいほどに見事です(笑)。

 「スピッツ 三輪テツヤで漫遊記 2019新春」
 それぞれにテーマを決めて、「漫遊前の一曲」~「ちょっぴりタイムマシンのコーナー」まで、すべてゲストの選曲だそうだ。
 草野「ゲストに全部選曲してもらうってことでいいと思うんだよ」
 テツヤ「新しい発見もあるかもね」
 草野「楽したいし(笑)。オレはそれに乗っかって聞き手に徹する」


オンエア曲
 01 タイムトラベル(スピッツ)
 02 Jump(Aztec Camera)
 03 Iron Man(The Cardigans)
 04 Video Killed The Radio Star(The Presidents Of The United States Of America)
 05 Live and Let Die(Guns N'Roses)
 06 Superstar(Sonic Youth)
 07 Mother(Christina Aguilera)
 08 夏の魔物(小島麻由美)


 漫遊前の一曲は、スピッツ「タイムトラベル」(2012年、『おるたな』)。
 これ、よく「タイムトラベラー」と間違えてしまう・・・と(テツヤくんは「オレがよく間違える」と)。「タイムトラベラー」はムチャクチャ懐かしい曲。
 「タイムトラベル」は原田真二氏の曲をスピッツがカバー。

 最初の曲は、「80年代中盤、ネオアコブームを牽引したAztec Cameraがカバーした「Jump」(1984年、2nd『Knife』)。
 Aztec Cameraについては、昨秋の「ロック大陸漫遊記」の「おしゃれロック」で紹介している(ココ)。ご丁寧に、ヴァン・ヘイレンのこの曲のカバーについても。有名なんだな。
 「スピッツメンバー全員が通ってきた」ネオアコであり、Aztec Camera。
 
 そして、
 草野「もうおわかりのように、今日のテーマは『カバー』」
 テツヤくん曰く、「好きなアーティストのカバーをするのは、まさに『ロック大陸漫遊記』ではないか」。名言?

 「スピッツもアマチュアの頃からいろいろカバーをしてきた」と。
 草野「ビートルズやストーンズも初期の頃はカバーの曲が多いしね」
 そうそう、古いロックンロールとか。
 草野「今有名な人気バンドも、最初はなにかしらのコピーバンドから始まったりしてるし」
 スピッツメンバーもそれぞれ、アースシェイカーやラウドネスなどヘビメタバンドのカバーで始まってるし・・・と。
 テツヤ「そんな漫遊記を経てスピッツができあがるわけですから」
 なるほど・・・。

 ヴァン・ヘイレンの「Jump」は大ヒットアルバム『1984』におさめられていて、これも全米1位の超ヒット曲。
 Jump - Van Halen

 ヴァン・ヘイレンといえばハードロックのイメージだから、
 草野「最初聴いたときは、あれっ?と思ったよ」
 テツヤ「いきなりキーボードだもんね」
 当時の藤枝組の情報では、手に入れたキーボードで盛り上がってしまって、「その音を入れた」ということらしい。
 草野「ああ。遊びで弾いてたらできちゃった、みたいなね」
 こういう話、何度も何度もしているんだろうなあ。

 次は、The Cardigansで「Iron Man」(1996年、3rd『First Band on the Moon』)。
 カーディガンズも、ココで紹介してましたね。ブラック・サバスのカバーのことも。

 カーディガンズもブラック・サバスも、「4人とも通ってきた」ということで、その証明みたいだな。
 一昨年ロンドンで、ブラック・サバスのラストライブをメンバーで見たという。
 草野「お客さん、みんなオレたちより年上で」
 テツヤ「ひさびさに見たよね、あんなにたくさんの革ジャン着た男たち。泣き崩れている人いたもん」
 草野「そう、いたいた(笑)」
 ギタリストがデスメタル好きで、ジャケットでキッスのTシャツ着てたり、シン・リジィのカバーもしてたり・・・。そんな話を楽屋話みたいに交わして、
 テツヤ「カーディガンズとスピッツは違うんだけど、メタル好きってとこで根本は同じ」
 草野「ああ、共感するね。オレもなんかね、ラウドネスの曲をボサノバでカバーしたいなと思ったことあって」(笑)
 テツヤ「(笑)ああ、おもしろいね」
 テツヤの「やってみたいね」というノリへの草野氏の反応は微妙でしたね(笑)。

 次のカバー曲は、The Presidents Of The United States Of Americaの「Video Killed The Radio Star(ラジオスターの悲劇)」(1997年 or 1998年)。
 The Presidents Of The United States Of Americaはシアトルのスリーピースバンド。私には、楽し気な陽気なバンドという勝手なイメージ。
 ギターは3弦、ベースは2弦だけで、「それで十分」という(笑)。
 草野くんは、このバンドをThe Residentsと勘違いしていたという。
 「ラジオスターの悲劇」は、1979年、イギリスのバンド、バグルスの大ヒット曲。二人ともドンピシャの思い出の曲だろう。
 大阪での「ロックロックこんにちは」での企画で、ギターはピロウズのさわおさん、ドラムスはミスチルのJEN、ベースは田村くんで、この曲をカバーした思い出を楽しそうに語っていた二人。


 そして、次は「激しめ」に、Guns N'Rosesで「Live and Let Die」(1991年、シングル)。 
 言わずと知れたウィングスの曲で、007の『死ぬのは奴らだ』のテーマ曲。
 草野「ポール(マッカートニー)のセトリには今でも入ってるよ。オレ、『Live and Let Die』って入ってるグッズT買って、ときどき着てるよ」
 毎回、火柱があがって、そのたびに私が「あっ!」と声を出す。わかっているのに驚いてしまう(笑)。
 音もハードでいいし、「よくできたカバー」と評価あり。

 そして、Sonic Youthで「Superstar」(1994年、『If I Were A Carpenter』)。
 草野「ソニックユース、聴く?」
 テツヤ「聴く聴く。好きだよ。ぐっちゃん(社長 兼 カメ)の影響もあるかな」
 オルタナブームのときにも注目されたし、「今でも影響力のあるバンド」と。
 テツヤ「サーストン・ムーア(ギター)のソロを聴いたのが最初」
 草野氏は、ドラムがもっさりしていて最初はダメだったそうだ、「ピクシーズみたいに、音がパキッとしてるといいんだけど」。テツヤくんも最初はダメだったと。「ニルヴァーナ以降に出したアルバムはしっかりロックになってて」、聴いていた時期もあった、と草野氏。
 テツヤくんは、「エレキ・ギターを聴くということはノイズを聴くこと」というサーストン・ムーアの言葉に「えらく感動」。そのノイズバンドがあのカーペンターズのこの曲をカバー、ということで、「グッときた」と。
 実は、カーペンターズの曲自体が1969年のデラニー & ボニーカバーだったということだ。へ~。
 ソニック・ユースの「Suoerstar」が入ったアルバム『If I Were A Carpenter』は、14アーティストによる、カーペンターズのトリビュートアルバム。

 そして最後は、Christina Aguileraで、ジョン・レノンの「Mother」(2007年)。
 テツヤの「ロックとは言えないかも?」的な発言のあとで、草野「ま、たまには」って。
 アギレラさんは映画のイメージ(映画『バーレスク』で見たらしいよ)で、あまり聴いていなさそうな草野氏に、
 テツヤ「この人、日本に住んでたこともあるらしいよ」
 草野「へ~。あんまり大きくないもんね」
 テツヤ「身長はわかんないけど(笑)」
 草野「(笑)日本に溶け込みそう」
 なんて、やりとりも。
 ジョン・レノンの「Mother」はドラム+ピアノ+ベースのシンプルな構成で、このカバーもそれを踏襲したシンプルな感じらしい。
 そういうところに、テツヤは「ロック」を感じたと。
 原曲よりもカバーを先に聴いたら、そっちのほうがインパクトが強くなる、ということはあるだろう。
 草野くんは「Mr. Tambourine Man」を例に出していたけれど、たしかにボブ・ディラン原曲よりもバーズのカバーを先に聴いてしまった私には、この楽曲はバーズの曲、というイメージのままだしね(そういう意味で言ったのではのかな?)
 アギレラバージョンの「Mother」。ジョン・レノンの原曲の雰囲気を色濃く残した好印象のカバーだなあ。
 このカバーを聴いたことがなく「興味津々」と言っていた草野くん、曲終わりで、
 「歌、うまいよね~。いい声だし」
 と言っていた。テツヤくんも深く同意。

 草野「いいカバーって多いから選ぶの大変だよね」
 テツヤ「オレ、この次呼ばれたときも、カバー特集でいいかも」
 草野くんも賛意を示し、次回には原曲をワンコーラス流したあとでカバー曲・・・というのもありかも、と提案していた。うんうん、それ、いいですね~。


 最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 ちょっと派手にZO-3をかき鳴らしたあとで、「最近、ZO-3を弾く機会が減って、せめてここだけでも弾いてみようかと」などと(笑)。
 そして、今回はテツヤが選んだ、小島麻由美の「夏の魔物」(2002年、スピッツのカバーアルバム『一期一会』)。
 言わずと知れたスピッツの名曲。
 草野「小島麻由美さんの独特の光を放っている」
 テツヤ「オレたちとは違った解釈でやってくれて」
 草野「新鮮だよね」
 久しぶりに小島麻由美さんの声を聴いて、夜中に心地よいけだるさに揺られてしまったワタクシです。


 テツヤ氏からは、「オレたちの知らない、いいカバー曲があったら教えてほしい」とリクエスト。
 今後は「カバーと言えばテツヤの日」(草野談)ということになりそう。
 期待大!!!
 ・・・ということで、来週は「﨑山達男」ゲストだそうです。
 テーマも含めて、楽しみですね~。


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