連日、予算の無駄を省いてスリムな予算編成を目指して行われている事業仕分け。
短い時間で有無を言わさずバッサバッサと切り捨てられる光景は、賛否両論ですが、ネットを通じてまでの幅広い公開性は広く受け入れられています。
先日、科学技術に関する予算が縮小または廃止との結論が出て、ノーベル賞受賞者始め、専門家から猛反発がありました。
「なぜ世界1位でなければだめなのか」
の問いに、ニュース番組に出演していたノーベル賞受賞者の益川教授が
「1位を目指そうとするから必死になって考え、工夫し、知恵を絞る。その結果は2位や3位や、もっと違うものかもしれない。しかし、2位でいいと思ったら、必死の努力はしない。そのときには何十位という惨めな結果しか出ない。だから、1位を目指すんだ」
ニュースキャスターがいろんな話題にふろうと質問するのですが、これがノーベル賞を取る人のしつこさかと納得するほど執拗に「1位を目指す必要性」を繰り返し繰り返し、決して流暢と言えない口調で、それこそ必死で主張していました。
さて、事業仕分けでその質問を受けた当の高官達は、その必要性を益川先生ほどの情熱をもって説明できたかといえば、できなかったのでしょう。
現場でどれほど情熱を注いでいる人たちがわが身を削る思いでそれぞれの事業を行っていても、それを束ねる官庁のお役人達が、その思いを汲んで予算を立てたり、自分もその責任の一部を担うつもりで事業執行に判をついたりしていないのであれば、このような場ではっきりさせることそのものに意味があるんではないかと思います。
短い時間で有無を言わさずバッサバッサと切り捨てられる光景は、賛否両論ですが、ネットを通じてまでの幅広い公開性は広く受け入れられています。
先日、科学技術に関する予算が縮小または廃止との結論が出て、ノーベル賞受賞者始め、専門家から猛反発がありました。
「なぜ世界1位でなければだめなのか」
の問いに、ニュース番組に出演していたノーベル賞受賞者の益川教授が
「1位を目指そうとするから必死になって考え、工夫し、知恵を絞る。その結果は2位や3位や、もっと違うものかもしれない。しかし、2位でいいと思ったら、必死の努力はしない。そのときには何十位という惨めな結果しか出ない。だから、1位を目指すんだ」
ニュースキャスターがいろんな話題にふろうと質問するのですが、これがノーベル賞を取る人のしつこさかと納得するほど執拗に「1位を目指す必要性」を繰り返し繰り返し、決して流暢と言えない口調で、それこそ必死で主張していました。
さて、事業仕分けでその質問を受けた当の高官達は、その必要性を益川先生ほどの情熱をもって説明できたかといえば、できなかったのでしょう。
現場でどれほど情熱を注いでいる人たちがわが身を削る思いでそれぞれの事業を行っていても、それを束ねる官庁のお役人達が、その思いを汲んで予算を立てたり、自分もその責任の一部を担うつもりで事業執行に判をついたりしていないのであれば、このような場ではっきりさせることそのものに意味があるんではないかと思います。