『海街diary』(2015)
監督:是枝裕和
出演者:綾瀬はるか
長澤まさみ
夏帆
広瀬すず
【作品概要】
ベストセラーを誇る吉田秋生のコミックを実写化したドラマ。鎌倉に暮らす3姉妹と父親がほかの女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中、さまざまな出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う。
【感想レビュー】@theater
これは…なんだか色々な観点からじんわりとくる映画でした
実は是枝監督作品は少し苦手というか…なんというか…とかチクッとした思いを抱きつつ、好きな俳優陣が多いのと、鎌倉に惹かれて観ました
正直、うまく作られているなぁという偉そうな感想と、しかしまんまとじんわりさせられた…!というちょっと悔しい?気持ちが合間って、只今複雑であります
その心は…。
たくさんあるのですが、例えば。
三姉妹の時には不自然なほどに台詞にわざわざ『あれ』を多用していて、共同生活後には『あれ』を確か使用しなかったことで、血の繋がりはあれど、ほぼ他人とのぎこちない空気感や距離感が表現されていたこと。
山形で、すずが一番好きな高台に三姉妹も登り、一緒に景色を臨むところでは、なんとその肝心な景色が映されない…が、ラストの鎌倉の高台のシーンでは、そこから臨む景色が映されること。
鎌倉が舞台というと、どうしても小津監督作品の印象が強いですが、冒頭の路地や竹生垣の撮り方にオマージュを感じてしまいます。素敵ですねぇ
“小津安二郎の反映画”のなかで、吉田喜重氏は繰り返し指摘する。小津さんの映画とは、事物の側に立って、われわれ人間を眺めることであった、と。
そういった小津監督作品への解釈、オマージュを海街diaryに感じました
そういえば劇中音楽の始めが、マーラーの交響曲第5番のアダージェットにちょっと似てたような…
そうだ、まえだまえだの弟の前田旺志郎くん、感性が豊かでとっても良かったです~
監督:是枝裕和
出演者:綾瀬はるか
長澤まさみ
夏帆
広瀬すず
【作品概要】
ベストセラーを誇る吉田秋生のコミックを実写化したドラマ。鎌倉に暮らす3姉妹と父親がほかの女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中、さまざまな出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う。
【感想レビュー】@theater
これは…なんだか色々な観点からじんわりとくる映画でした
実は是枝監督作品は少し苦手というか…なんというか…とかチクッとした思いを抱きつつ、好きな俳優陣が多いのと、鎌倉に惹かれて観ました
正直、うまく作られているなぁという偉そうな感想と、しかしまんまとじんわりさせられた…!というちょっと悔しい?気持ちが合間って、只今複雑であります
その心は…。
たくさんあるのですが、例えば。
三姉妹の時には不自然なほどに台詞にわざわざ『あれ』を多用していて、共同生活後には『あれ』を確か使用しなかったことで、血の繋がりはあれど、ほぼ他人とのぎこちない空気感や距離感が表現されていたこと。
山形で、すずが一番好きな高台に三姉妹も登り、一緒に景色を臨むところでは、なんとその肝心な景色が映されない…が、ラストの鎌倉の高台のシーンでは、そこから臨む景色が映されること。
鎌倉が舞台というと、どうしても小津監督作品の印象が強いですが、冒頭の路地や竹生垣の撮り方にオマージュを感じてしまいます。素敵ですねぇ
“小津安二郎の反映画”のなかで、吉田喜重氏は繰り返し指摘する。小津さんの映画とは、事物の側に立って、われわれ人間を眺めることであった、と。
そういった小津監督作品への解釈、オマージュを海街diaryに感じました
そういえば劇中音楽の始めが、マーラーの交響曲第5番のアダージェットにちょっと似てたような…
そうだ、まえだまえだの弟の前田旺志郎くん、感性が豊かでとっても良かったです~