☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『柳と風』(1999)

2016年04月13日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『柳と風』(1999)

監督:モハマッド=アリ・タレビ
脚本:アッバス・キアロスタミ

【作品概要】
 学校のガラスを割ってしまった少年がお金もないのに弁償を迫られ、新しいガラスを取付けるために奮闘する姿を緊張感あふれるタッチで描いたイラン映画。脚本は「友だちのうちはどこ?」のアッバス・キアロスタミ。イラン北部の村。少年クーチェキは誤って学校の窓ガラスを割ってしまう。学校の先生からは窓ガラスを元に戻すまで授業を受けさせないと言われるが、父親にそんなお金の余裕はない。やがてなんとかお金を工面してガラスを買いに行くクーチェキだったが……。(Yahoo!映画より)

【感想レビュー】
観終えて今、心がポカポカしています。素晴らしい映画でした

いつもネタばれとかあまり気にしないでブログを書いておりますが、この映画は特に展開が大事なので注意いたします

始めは転校生の少年が主役なのかと観ていたらそれは違うし、ん?あれ?あれ?と思っているうちにどんどん展開されていく心地良さ。

学校から家までの道のり。発電所までの道のり。ガラス屋さんまでの道のり。そして再び‼学校までの道のり。
牧歌的な風景も見応えたっぷり。気の遠くなるであろう距離を、あっちへこっちへと駆け巡ります。

途中からはもう、手に汗を握りつつ少年の顛末を見守ることに…‼

一家の生計をたてるためには子どもだって立派な働き手である家庭にとって、学校へ通わせることがいかに大変なことなのか。
また、転校してきた少年の家庭の裕福さが伺える描写が秀逸でした。裕福であることで生まれる彼を包むゆったりとした空気と主人公の少年とのコントラストがとても印象的です。

子どもたちの世界から見る“大人たち”の描写も素晴らしくて、胸の奥がジンとしてきます

『友だちの家はどこ?』も素晴らしかったですが、『柳と風』にもグッときました