☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『ツィゴイネルワイゼン』(1980)

2016年04月25日 | 邦画(クラシック)
『ツィゴイネルワイゼン』(1980)

監督:鈴木清順
出演者:原田芳雄、大谷直子

【作品概要】
4人の男女が、サラサーテ自ら演奏する「ツィゴイネルワイゼン」のSPレコードを取り巻く、妖艶な世界へと迷い込んでいく。ロケは鎌倉で行われた。釈迦堂切通し、光明寺、旧有島生馬邸(現存せず)などが画面の印象を強めている。1980年キネマ旬報ベストテン第1位、ベルリン映画祭特別賞、ブルーリボン賞最優秀監督賞、第4回日本アカデミー賞最優秀作品賞等受賞。上映時間2時間24分[1](1980年シネマ・プラセット作品)。『陽炎座』(1981年)、『夢二』(1991年)と並んで「(大正)浪漫三部作」と呼ばれる。(Wikipediaより)

【感想レビュー】
すごく面白かったです
色気のある怪談のようでした。ぶるぶるしながらも夢中で観ました。一人一人の人物像が謎めいていて、浮世離れしている感じが、よりいっそう怪談のようにさせています…
さらにロケ地の鎌倉が効いていて、釈迦堂切通しを行ったり来たりするうちに、時空が歪んでいくような妙な錯覚を覚えます…

妖艶で、怪しくて、登場人物達の一挙手一投足からもう目が離せません
そして原田芳雄さんのお色気よ…!
大谷直子さんの美しさよ…!
思わず崇めてしまうのであった…


それにしても。
鎌倉の釈迦堂切通しといえば。
西島秀俊さんファンとしては『真木栗ノ穴』が浮かびますが
そうか、『ツィゴイネルワイゼン』へのオマージュがあったのかなぁと思いました。
これらのカットとかにも。



文学的で重厚感のある怪談でした上品で香り立つような…

『陽炎座』と『夢二』も観なければ…!