あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

子供の頃の愛読書は『ほらふき男爵の冒険』でした

2008-06-04 01:38:01 | 日常
 さっき本屋に行ったら児童書のコーナーから子供達が『論語』を朗読する声が聞こえてきました。ビックリしてそちらを見ると子供に『論語』を覚えさせる本の宣伝らしく、VTRで女性が子供に『論語』を教える重要性を語っていました。
 学齢前(対象年齢が5歳以上ってことだったので)の子供に『論語』を暗記させるっていうのは、そのまま「素読」という江戸時代の武家子弟の学問方法なんですけど、今さら江戸時代に回帰せよってことなんでしょうか。
 別に『論語』の全てが正しいわけでも間違っているわけでもないですけど、いきなり子供にこういう一方的な価値観を教えるっていうのはどうなんでしょう?
 私は主義とか思想とか宗教とかそういうものは個人が選べば良いものであって、たとえ親であっても人に押し付けるのも、押し付けられるのもおかしいと思います。というか、そういうものこそ個人の責任で判断して選ぶべきだと思うので、正直この子供に『論語』っていうのは壮大なギャグにしか見えません(だって自分の子が顔回みたいになったら嫌だもん)
 まあ大人が子供のためにできることってその時の判断の材料として、例えば『論語』に興味を持ったら一緒に『韓非子』と『孫子』を薦めることくらいだと思います(そのチョイスもどうなのよ)
 そもそも孔子自身も学問を志したのは一五歳だったって言ってるんですから、『論語』なんて読むのは十年早いと思いますねどね。
 
 最近読んだ『図書/館戦/争』という本の中にも推薦図書の是非のようなことが書いてあったんですが、15歳で『論語』、17歳で『女大学』、18歳で『青春について』、20歳で『若きウェルテルの悩み』と文科省もビックリの理想的な読書歴をもつ私ですが、ご存知のようにロクな大人になってませんから(『論語』より『戦国策』の方が100倍面白いって言う感性に問題があるのかもw)、推薦図書なんてその程度のものなんですよね。
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