あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

字ばっかり

2011-12-07 23:50:52 | サンデー感想
 今週はサンデーを手に入れるまでに来年の大河として十分なくらいドラマがありました。スライム肉まん並みに希少価値にならないように祈っています。


 それでは以下は最近のデザートバイキングは炭水化物も充実していることを六道君に教えてあげたい今週のサンデーの感想です。


 来週が連載800回ということだそうですが、ここまで長く連載が続いたことをどう考えるべきなのかちょっと微妙な今日この頃です。
 しかし一方で800回に向けて盛り上がってきたことも確かなわけで、来週の展開は楽しみなところです。とは言いながら今週はとにかくセリフが多くて読むのがちょっとしんどかったです。一気にストーリーを進めるためには仕方ないとはいえ哀ちゃんの出番は一コマだけですし、説明的な話な回として割り切って読むしかありません。したがって残念ながら哀ちゃん的にはほとんど語るべきことはありません。

 事件の方は集めた探偵たちを中心にこれからどういう風に回って行くのか、組織がどういう形で絡んでくるのかが一番の注目点でですが、沖やん・安室・世良と三人並ぶとやはり沖やんに一番目が行くのは、彼の存在感だと思っていいのでしょうか?(私が眼鏡萌えだからという気もしないではないw)
 
 今回の事件でいきなり怪しさ満点で出てきた浦川さんは、どうやら銀行強盗に殺された恋人の敵を取ろうとしていたということのようですが、確かに浦川さんは彼の復讐が済んだら自分も死を選びそうです。コナンのテーマと月影島の成実先生のことを思えば、最後のページにあるように浦川さんの復讐に手を貸すことを拒むことで、彼女の死を止めようとするというのも当然だとも思います。でも今回に限ってはそれをコナンの正義や優しさとして肯定するのは、どうなんだろうと思います。
 現時点で浦川さんは二人の人間を殺しています。その二人は彼女の大切な人を面白半分に奪った人間であり、彼女はそれこそ自分の人生のすべてと命を大切な人の無念を晴らすことに賭けたわけです。この現状で彼女が命を絶つことを止める理由を、単純に「犯人を死なすことは殺人と同じだから」という理屈に求めても良いのでしょうか。この理由で止めるのはコナンが「自分が自分基準で後味が悪いのが嫌だから」という全く自分本位なものであり、命を助けられた(コナン的にはそう思っているんでしょう)浦川さんには何の救いにもなっておらずむしろ苦しみだけを与える結果になります。そういう意味では完全な探偵の自己満足に終始するということもできます。
 といっても私は別にここで浦川さんが死という選択をするべきだというつもりはありません。ただ工藤新一君には自分のガキっぽい自己満足な正義に浸る探偵小僧ではなく、探偵のそういう傲慢さを自覚したうえでも自分の矜持に順じた選択をしてなお浦川さんの無念と苦しみを背負えるような男性になって欲しいなあ、と思うわけです。そんな大人の男への成長があれば連載800回という数字の重みが増すんでしょうけど…ま、たぶん無理でしょうね。


 
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2 コメント

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Unknown (つきよ)
2011-12-08 17:33:31
>>浦川さんの無念と苦しみを背負えるような男性

なってほしいと思うけれど、高校生には無理なんだろうな・・・

年を経たからといって誰でもできそうじゃないし…赤井秀一さんだったら、できそうですか?

コナンの登場人物で誰だったら、そんな男になれるんだろうニャー
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側に師匠が (覚蓮常)
2011-12-10 00:39:52
毛利探偵はそういう器を持ってると思います。
コナンはおっちゃんにずいぶん上から目線ですが、あの格好良さに学ぶ所も多いんですけどね。
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