あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

探偵と科学者

2010-03-17 01:06:18 | コナン(考察系)
 中学生から「今からどんな職業にでもなれるって言われたら何になりたい?」と聞かれました。
 考えてみたんですが「なりたい職業」って思いつかないんですよね。むしろ、なりたいのは職業じゃなくて「一生分の貯金が保証された心に余裕のある状態での仕事」だったりします(笑)さすがにそんな夢も希望もないことは言えないので適当にごまかしましたが、なかなか深い質問でした。

 もし同じ質問をコナンと哀ちゃんにしたらコナンは即答で「探偵」と答えると思いますが、哀ちゃんはどうなんでしょう。やっぱり「科学者」というのでしょうか。博士の研究を手伝ったりしてるようなので研究は嫌いでは無いでしょうが、哀ちゃんにとっての「科学者」とコナンにとっての「探偵」とは全く違う気がします。

 元高校生探偵と言われていたとはいえコナンの場合は職業としての探偵業はまだスタートしていません。あくまで警視庁に頼まれたとか、たまたま巻き込まれたとか、彼個人として探偵活動をしている訳ではないので、コナンにとっての「探偵」というのは現段階ではまだまだ憧れを含んだ未来の話です。それだけにたとえ『3つのK事件』のような事があっても、彼の語る「探偵」には希望があるし夢もあります。
 一方、哀ちゃんの場合はシェリー時代からすでに「科学者」として活動していたわけですから、将来と言うよりは現実です。望んでいない内容だったという事もありますが、「職業」と言うよりは生きるための手段という意味で、夢も希望もないんです。かといって実際としては自分の生活のほとんどであり、これまでの人生の中で大きな位置を占めていたのでしょうから、今さら決別できるものでもないでしょう。そういう意味では彼女にとっての「科学者」とはどこまでも現実的な存在でそこに未来はありません。

 いつか哀ちゃんが自由に人生を選択できる時が来たら、コナンと同じ意味合いで「科学者」と言えれば良いのに、と思います。
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