ス・ドホ DO HO SUH in between
会場:広島市現代美術館
会期:8月4日(土)~10月21日(日)
周囲でも行ったという人が多く、評判もよさそうな「ス・ドホ展」。韓流云々ということには、全然興味がないのだが、作り込みがスゴイということなので、現代美術館へ足を運んだ。
いきなり1/5のドールハウス(って、スケール感が全然ドールじゃないんだけど。)のクラッシュ・カットモデルに度肝を抜かれる。
ウワサどおりの細かい作り込み!壁材や屋根の梁まで再現されている。昔、作っていたプラモデルのジオラマみたいだ。
こんな作品ひとりで作れんよな・・・と思っていたら、やはりスタッフやアシスタントが総掛かりになるらしい。そう聞くと、ますますジオラマとか映画のミニチュアセットっぽく思えてしまう。
そう、ス・ドホの作品って、何となくモデラー(プラモデルの製作者)っぽさがあって、そこに芸術性じゃない身近さを感じる。ワンフェスのTシャツをモチーフにした「No Resincast No Life」って作品なんか、あまりにもそのまんま過ぎて吹き出してしまったほど。(ちなみにレジンキャストとは造形用のプラスチック樹脂。複製品を作る時によく使う。)
「ネット=ワーク」とか「フロア」といった同じ造形物が無数にあるような作品などでは、シリコンとレジンで大量生産しているアシスタントの姿が垣間見えたり、見えなかったり・・・。
しかし、そのマクロな細かさと作品のスケールのでかさのギャップもおもしろく、作り込みの細かいディテールを見ようと、美術館の床に這いつくばっていたのはワタシです。(笑)
「落下傘兵V」も巨大な作品である一方で、モチーフがパラシュート兵であるってあたり、ミリタリーテイストがすごく好きだし、ナイロン糸の細かな細工に見入ってしまう。(ちなみにディテールを近くで詳しく見ようとしたら、遠近感が狂ってしまい、危うく作品に突っ込んでしまうことろだった。)
展覧会のテーマとして「移動と可動建築」があげられているのだが、さらには「多数と個人の、人間同士のつながり」みたいなものが奥底にあって、その表現には共感する部分が多かった。
さて、会場を出ると夏休み企画として「ヒミツの国」展も開催されていた。道理で子どもが多いはずだ。展示は発泡スチロールの梱包材を活用した小城がメイン会場なのだが、このワクワク感がなんとも言えない。小さいころ、梱包材の摩訶不思議な凹凸をひみつ基地に見立てていたオッサンは、童心に帰って楽しんでしまった。(←いつもそうじゃないか。)
会場:広島市現代美術館
会期:8月4日(土)~10月21日(日)
周囲でも行ったという人が多く、評判もよさそうな「ス・ドホ展」。韓流云々ということには、全然興味がないのだが、作り込みがスゴイということなので、現代美術館へ足を運んだ。
いきなり1/5のドールハウス(って、スケール感が全然ドールじゃないんだけど。)のクラッシュ・カットモデルに度肝を抜かれる。
ウワサどおりの細かい作り込み!壁材や屋根の梁まで再現されている。昔、作っていたプラモデルのジオラマみたいだ。
こんな作品ひとりで作れんよな・・・と思っていたら、やはりスタッフやアシスタントが総掛かりになるらしい。そう聞くと、ますますジオラマとか映画のミニチュアセットっぽく思えてしまう。
そう、ス・ドホの作品って、何となくモデラー(プラモデルの製作者)っぽさがあって、そこに芸術性じゃない身近さを感じる。ワンフェスのTシャツをモチーフにした「No Resincast No Life」って作品なんか、あまりにもそのまんま過ぎて吹き出してしまったほど。(ちなみにレジンキャストとは造形用のプラスチック樹脂。複製品を作る時によく使う。)
「ネット=ワーク」とか「フロア」といった同じ造形物が無数にあるような作品などでは、シリコンとレジンで大量生産しているアシスタントの姿が垣間見えたり、見えなかったり・・・。
しかし、そのマクロな細かさと作品のスケールのでかさのギャップもおもしろく、作り込みの細かいディテールを見ようと、美術館の床に這いつくばっていたのはワタシです。(笑)
「落下傘兵V」も巨大な作品である一方で、モチーフがパラシュート兵であるってあたり、ミリタリーテイストがすごく好きだし、ナイロン糸の細かな細工に見入ってしまう。(ちなみにディテールを近くで詳しく見ようとしたら、遠近感が狂ってしまい、危うく作品に突っ込んでしまうことろだった。)
展覧会のテーマとして「移動と可動建築」があげられているのだが、さらには「多数と個人の、人間同士のつながり」みたいなものが奥底にあって、その表現には共感する部分が多かった。
さて、会場を出ると夏休み企画として「ヒミツの国」展も開催されていた。道理で子どもが多いはずだ。展示は発泡スチロールの梱包材を活用した小城がメイン会場なのだが、このワクワク感がなんとも言えない。小さいころ、梱包材の摩訶不思議な凹凸をひみつ基地に見立てていたオッサンは、童心に帰って楽しんでしまった。(←いつもそうじゃないか。)
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