日時:6月8日
映画館:バルト11
前作「ジョン・ウィック」の名どおりのまっとうな続編。
前作で「結局、どうなったんや」と思っていたマスタングを回収に、開幕早々ロシアン・マフィアのアジトに殴り込みをかけるキアヌ・リーブス扮するジョン・ウィック。ここのボスを演じるのがピーター・ストメア。このシリーズって、見た目まんまの役をステレオタイプに演じさせるので、とても分かりやすくて楽しい。
自動車工場で下働きのはずなのにやたら身のこなしが軽いチンピラどもを、得意の格闘技と銃の腕前で皆殺しにするウィック。っていうか、敵のガンマン多すぎ。
その過程で本来の目的であったはずのマスタングは大クラッシュ。ドキュメンタリー系の車修理番組ですら手を出しそうにないレストアを手掛けてくれるのが、前作に引き続いてのジョン・レグイザモ。30年近くこんな役ばっかりで「ヒスパニックのチンピラまがい」はもはや、彼の伝統芸の領域だ。
ようやく殺し屋稼業から引退することになったウィックだが、過去のしがらみから抜けられず、また新しい殺しの仕事をする羽目に。
次の舞台はローマ。前作でも描かれた殺し屋向けホテルがローマにもあり、ここのオーナーが我らがフランコ・ネロ!今やイタリアアクション映画のアイコンとなりつつあるのが、とても嬉しい。
ウィックはローマで武器その他一式をそろえるのだが、その描写が実にイイ!007シリーズでもそうだが、こういうギミック描写へのこだわりはとても大事だ。
実はその一方でウィック自身は物にこだわらないミニマリストな性格らしく、さんざん描写を重ねてもあっさり廃棄。そこがまた新鮮。
ローマのクラブでターゲットを仕留めた後、ここでも地元のマフィアと大銃撃戦をしでかし、現地の遺跡を蜂の巣にしてしまう。っていうか、敵のガンマン多すぎ。
ここで見せてくれる石造り階段での大転落は、見ている方が痛くなるくらい絶品のアクション。
ニューヨークへ戻ると今度は口封じにウィックをターゲットにした殺しのオーダーが発令される。ここで前作で描かれた殺し屋ネットワークが更にバージョンアップして描かれる。交換手がいる指令所にオーダーすると80年代くらいのパソコンから世界中の殺し屋に公告が出されるなんて、頭がクラクラするとともに嬉しくなるなあ。
ニューヨーク中の殺し屋がウィックめがけて襲いかかってくるが、複数の襲撃を同時進行的にさばくあたりテンポが良い。殺し屋は基本的にガンマンで、ここはナイフ使いとか爆弾魔とか絞殺のプロとか毒殺者とかもいて欲しかったのだが、そこは本題ではないし、テンポも悪くなるだろうから、残念ながら割愛。っていうか、ガンマン多すぎ。
ピンチになったウィックが助けを求めるのが、ビルの屋上で伝書鳩を飼っているかって名をはせたプロ。これが「ゴーストドック」のフォレスト・ウィテカーだったりしたら、大受けだったのだが、そこは別の俳優。別の意味で大受けしますが。
クライマックスは、美術館でパーティー中の敵に堂々と殴り込み。スーツ姿の武装警備陣を皆殺しにするウィック。っていうか、敵のガンマン多すぎ。
ラストにもうひとひねりあって、続編への含みを残す。
前作のおいしかった部分(&奇妙なディテール)をかなりバージョンアップし、見どころ満載の映画となっていますので、前作が好きだった方はぜひ。
映画館:バルト11
前作「ジョン・ウィック」の名どおりのまっとうな続編。
前作で「結局、どうなったんや」と思っていたマスタングを回収に、開幕早々ロシアン・マフィアのアジトに殴り込みをかけるキアヌ・リーブス扮するジョン・ウィック。ここのボスを演じるのがピーター・ストメア。このシリーズって、見た目まんまの役をステレオタイプに演じさせるので、とても分かりやすくて楽しい。
自動車工場で下働きのはずなのにやたら身のこなしが軽いチンピラどもを、得意の格闘技と銃の腕前で皆殺しにするウィック。っていうか、敵のガンマン多すぎ。
その過程で本来の目的であったはずのマスタングは大クラッシュ。ドキュメンタリー系の車修理番組ですら手を出しそうにないレストアを手掛けてくれるのが、前作に引き続いてのジョン・レグイザモ。30年近くこんな役ばっかりで「ヒスパニックのチンピラまがい」はもはや、彼の伝統芸の領域だ。
ようやく殺し屋稼業から引退することになったウィックだが、過去のしがらみから抜けられず、また新しい殺しの仕事をする羽目に。
次の舞台はローマ。前作でも描かれた殺し屋向けホテルがローマにもあり、ここのオーナーが我らがフランコ・ネロ!今やイタリアアクション映画のアイコンとなりつつあるのが、とても嬉しい。
ウィックはローマで武器その他一式をそろえるのだが、その描写が実にイイ!007シリーズでもそうだが、こういうギミック描写へのこだわりはとても大事だ。
実はその一方でウィック自身は物にこだわらないミニマリストな性格らしく、さんざん描写を重ねてもあっさり廃棄。そこがまた新鮮。
ローマのクラブでターゲットを仕留めた後、ここでも地元のマフィアと大銃撃戦をしでかし、現地の遺跡を蜂の巣にしてしまう。っていうか、敵のガンマン多すぎ。
ここで見せてくれる石造り階段での大転落は、見ている方が痛くなるくらい絶品のアクション。
ニューヨークへ戻ると今度は口封じにウィックをターゲットにした殺しのオーダーが発令される。ここで前作で描かれた殺し屋ネットワークが更にバージョンアップして描かれる。交換手がいる指令所にオーダーすると80年代くらいのパソコンから世界中の殺し屋に公告が出されるなんて、頭がクラクラするとともに嬉しくなるなあ。
ニューヨーク中の殺し屋がウィックめがけて襲いかかってくるが、複数の襲撃を同時進行的にさばくあたりテンポが良い。殺し屋は基本的にガンマンで、ここはナイフ使いとか爆弾魔とか絞殺のプロとか毒殺者とかもいて欲しかったのだが、そこは本題ではないし、テンポも悪くなるだろうから、残念ながら割愛。っていうか、ガンマン多すぎ。
ピンチになったウィックが助けを求めるのが、ビルの屋上で伝書鳩を飼っているかって名をはせたプロ。これが「ゴーストドック」のフォレスト・ウィテカーだったりしたら、大受けだったのだが、そこは別の俳優。別の意味で大受けしますが。
クライマックスは、美術館でパーティー中の敵に堂々と殴り込み。スーツ姿の武装警備陣を皆殺しにするウィック。っていうか、敵のガンマン多すぎ。
ラストにもうひとひねりあって、続編への含みを残す。
前作のおいしかった部分(&奇妙なディテール)をかなりバージョンアップし、見どころ満載の映画となっていますので、前作が好きだった方はぜひ。
題名:ジョン・ウィック チャプター2 原題:John Wick Chapter2 監督:チャド・スタエルスキ 出演:キアヌ・リーブス、コモン、リカルド・スカマルシオ、イアン・マクシェーン |
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