怒りっぽい人は「カルシウムが足りないんじゃない?」とよく言われます。 体内のカルシウムが不足すると、精神的な落ち着きを失い、ぐっすり熟睡することもできません。 牛乳嫌いの人、魚料理よりもつい肉を選んでしまう人、野菜をあまり食べない人は、慢性的なカルシウム不足になる恐れがあります。 予防法としては、牛乳やヨーグルトなどの乳製品でカルシウムを摂ることです。 ただし、牛乳は冷たいままで飲むと体を冷やしてしまうので、夜に飲むときは電子レンジなどで軽く温めてから飲むと、イライラは治まり穏かな気分になることが出来ます。 また、牛乳に含まれている必須アミノ酸の「トリプトファン」は、「メラトニン」というホルモンの分泌を促進する脳内物質をつくる原料となります。 「メラトニン」は1958年に初めて発見され、眠りを誘うホルモンとしてよく知られ、脈拍、体温、血圧を低下させることによって睡眠と覚醒のリズムを上手に調整し、自然な眠りを誘う作用があります。 牛乳を飲めば、カルシウムによって精神が落ち着くだけでなく、ホルモンの働きによってよく眠れるようになりますよ。