赤唐辛子を中心に7種類をブレンドした日本生まれの香辛料「七味唐辛子」。 実はこの7種類は固定されているわけではなく、地方によって、あるいは合わせる料理によって多少の違いがあります。 七味唐辛子が最初に作ったのは江戸初期の両国薬研堀「からしや徳兵衛」と言われています。 味付けだけでなく、それぞれの薬効を期待したもので、漢方薬の調合がヒントになっているそうです。 七味唐辛子はこの薬研堀、京都の七味家(京七味)、長野の八幡屋が有名です。 共通しているのは唐辛子、山椒、胡麻、麻の実の4つ。 薬研堀は唐辛子が生と焙煎の2種類で、あとは陳皮(ミカンの皮を乾燥したもの)とケシの実。 京七味は胡麻が白と黒の2種類であとは紫蘇と青海苔。 八幡屋は青海苔と紫蘇と生姜が入っています。 ちなみにハウス食品の「七味唐がらし」は、唐辛子、山椒、胡麻、麻の実、陳皮、青海苔、ケシの実の7種類となっています。 まだまだ寒さが続くこの季節、風邪の予防にも効果ありですよ。