冬の鍋料理に欠かせない「春菊」。 傷みやすいため主に大都市近郊で栽培され、現在はほぼ1年中出荷されていますが、旬は11月~2月頃の冬です。 冬が旬なのに「春菊」と呼ぶのは、花が咲くのが春だからだそうです。 日本の物という印象の強い春菊ですが、春菊の原種はヨーロッパ南部の地中海沿岸が原産地で観賞用の「クラウンデイジー」として親しまれているようです。 中国や東南アジア、日本では食用の野菜として改良、花が咲く前の春菊の葉を食べているのです。 関西を中心に菊菜と呼ばれる他、舶来モノということで高麗菊、オランダ菊といった名前もあるそうです。 ちなみに春に花が咲くまで成長した春菊は硬くスジっぽく、苦さも香りもなくなって余り美味しくないそうです。