天ぷらやコロッケなど、家で揚げ物をしていると胸焼けがして気分が悪くなり、いざ食べる時には食欲が無くなっていることがよくありますよね。 いわゆる「油酔い」と呼ばれる現象ですが、これは加熱した油の揮発成分に原因があります。 油酔いは、新しい油では起こりません。 使い回したものや長時間加熱している食用油は、脂質の過酸化(油の劣化)によって発煙しやすくなります。 この煙に含まれるアクロレインなどの揮発成分を吸うと気分が悪くなるようです。 また、劣化した油で揚げたものを食べても油に当たることがあります。 これを防ぐには、まず古い油は使わないことが肝心です。 それから、一度に大量の油を入れるのではなく、少量の油から始めて必要に応じて足していく、という使い方が良いそうです。 他にもコメ油やブドウ種油など、油酔いを起こしにくい食用油を使うという手もありますよ。
身体の疲れを癒す成分として最近注目されているものが、「イミダペプチド」です。 イミダペプチドは、カルノシンとアンセリンという2つのアミノ酸結合体の総称で、イミダゾールジペプチドともいい、人間や動物の骨格筋に存在する成分です。 イミダペプチドは、抗酸化効果や抗ストレス効果があるとされ、研究も盛んに行われています。 イミダペプチドは、長時間、翼を動かし続ける渡り鳥の筋肉中に高濃度に含まれている成分で、鶏の胸肉には牛肉や豚肉に比べて、2~3倍も豊富にイミダペプチドが含まれているそうです。 イミダペプチドの摂取量の目安としては、1日200mg程度の摂取が効果的で、これは鶏胸肉に換算して50g/日程度です。
運動後の疲労だけでなく、日頃から疲労感が抜けない方は、鶏の胸肉を意識して摂るようにすると、良い効果が期待できるかも知れませんね。
学校の授業が終わったら、友達とお喋りをしながら黒板を拭いて掃き掃除。 懐かしい思い出にも繋がる掃除当番ですが、世界で実施している国はとても少ないのをご存知ですか? 欧米諸国をはじめ、シンガポールやイラン、アラブ首長国連邦など、子供たちに掃除をさせない国が実は大半。 どの国でも校内の清掃は、専門業者によって行われ、掃除等の躾は家庭でするというのが常識のようです。 反対に日本では、生徒による掃除は昔も今も大切な学校教育の1つになっています。 色々な遊びや体験を通じて、子供たちは大きく成長して行きます。 そんなイベントの1つとしてお勧めしたいのが、子供たちが楽しみながらできる “掃除のお手伝い”です。 掃除の正しいやり方をはじめ、身の回りを清潔にする気持ち良さ、お手伝いの楽しさを是非知って欲しいものです。 掃除のやり方を学び、キレイにする喜びを味わえるお手伝い。 まずは大人が手本を見せることから始めましょう。
お掃除が終わったら、「綺麗になったね」、「ありがとう」の一言も忘れずに。
ピーマンはビタミン豊富な野菜です。 1個におよそ80mgのビタミンCが含まれています。 これはレモンと同等かそれ以上! ビタミンCはメラニン色素を分解する働きがあるので、夏の日焼け対策に十分摂りたい栄養ですね。 加熱に弱いビタミンCですが、ピーマンに含まれているビタミンCは熱にも強いんです。 これはビタミンPが一緒に含まれているからで、PはCを熱や酸化から守ってくれます。 だから、炒めたりしても十分ビタミンCが摂れるんです。 また、ピーマンに含まれるビタミンAは、油で調理することで吸収率がアップします。 ピーマンの肉詰めや炒め物など、肉料理によく使われるのは、美味しいだけじゃなくて栄養価が高まる調理法だからだったのです。 ビタミンAは体の粘膜部分を強化し、抵抗力をつけてくれます。 風邪の予防にも効果大ですよ。
ねぎは、白い部分と緑の部分で栄養成分が異なります。 白い部分は淡色野菜、緑の葉の部分は緑黄色野菜となります。 効能としては、ねぎ特有の辛味成分のアリシンにより、血行を良くし、身体を温める効果があります。 ねぎは、疲労回復の効果があるビタミンB1の吸収を高める効果がありますので、風邪で弱った身体に有効です。 葉っぱの部分には、カロチン、ビタミンCが含まれていますので、風邪予防にもなります。 ねぎは主に薬味に使われますが、ねぎを細かく刻んで、生味噌と刻み生姜を入れて熱湯を注いで飲むと、発汗が促され、下熱に効果があります。 痰や喉の痛みには、千切りにしたものに、日本酒や水を入れて10分ほど煎じたものを飲むと良いそうです。 また、スタミナ食として、ねぎを小口切りにして水にさらし、きつく絞ったものに酢醤油とカツオ節をかけたものを食べると効果的ですよ。
日本には古くから「老化は足から」という諺があります。 足の丈夫な人は、よく動き回ることが出来、それに伴って頭脳もはっきりしています。 足が衰えるとなぜ老化が進むのかというと、目に見えて運動量が大きく後退してしまうことによって、心臓が弱くなったり、血液の量や成分が変化するからです。 それと共に、脳の動きが鈍くなってきます。 人間は立っていることや歩いていることで、心臓を鍛え、脳に刺激を加えます。 もし、椅子に座ってばかりいたり、横になったままでいると、足から脳への司令はスムーズにいかなくなり、やがて脳の老化が始まるという訳です。
足には全身の3分の2の筋肉が集まっています。 足を使う生活をするかどうかで、心臓が常に鍛えられ、若さが保てるかが決まるということです。
マーガレットのような小花がかわいらしく、青リンゴのようなさわやかな香りが楽しめるカモミール。 カモミール(ジャーマン種)はヨーロッパ原産で、キク科の1種の耐寒性一年草です。 カモミールの語源は「大地のリンゴ」という意味で、日本へはオランダ医学の薬として、江戸時代に入ってきました。 4000年以上前のバビロニアではすでに薬草として用いられていたと言われ、ヨーロッパで最も歴史のある民間薬とされています。 このカモミールは、安眠を誘い、また口臭・風邪予防などにも効果があり、近年は抗酸化作用にも注目されています。 リラクゼーションの効果は絶大で、不眠症、イライラ、初期の風邪、生理痛、胃炎、吐き気、にきび、湿疹、かゆみの改善などに有効です。
カモミールの効能はそれほどきついものではありませんから、女性だけでなく子供にも使用できます。 カモミールの香りを子供の寝室にほのかに香らせると、寝つきが良くなるとも言われています。 また、子供に使う場合には、エッセンスで直接的に使用するよりも、ハーブティーを入れ、その香りを楽しむほうが良いでしょう。
急な腰痛で動けなくなったときに重宝するツボがこの『委中』。 膝の裏のくぼみにある横紋の中央で、ピクピクと脈がふれる所です。 急な腰痛の時は一番楽な姿勢のまましばらく安静にし、このツボを親指で30秒ぐらい押さえていると、痛みが軽くなります。
『委中』は腰痛の他、膝の痛みや下肢痛、坐骨神経痛、こむら返りなどにも使われます。 刺激方法としては、指圧でやや強め(痛みを少し感じる位)に押すと良いようです。 筋肉が硬くなっている感じがあるときは、これを揉みほぐすように刺激すると良いでしょう。 ただし、脚を真っ直ぐ伸ばした状態で押すと、膝の皿の部分を傷めたりしかねないので、足首にクッションなどを入れて、軽く膝を曲げた状態で行いましょう。
七草粥とは、正月七日に無病息災を祈って、春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を入れて炊いた粥のことです。 七草粥の風習は中国伝来のもので、平安中期頃に始まったとされています。 中国では「六日年越・七日正月」と言われ、七日がひとつの節目とされていました。 この七日は人を占う日「人日」と言い、七種の菜を暖かい汁物にして食し邪気を避ける習慣があったそうです。 日本では十五日の「小豆粥」の影響により、室町時代以降に汁物から粥へと変わったようです。 また、7日といえば松の内(一般的には1月1日~1月7日)の最後の日にあたります。 七草粥が定着した背景には、お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、この日に七草粥を食べることで、新年の無病息災を願うようになったようです。
日本食の食べ合わせの代表例は、ご飯とみそ汁です。 栄養学的に見ても理想的な組み合わせだと言えます。 必須アミノ酸の内、リジン以外はすべて含んでいるご飯。 ご飯に含まれていないリジンを多く含むのがみそ汁です。 ご飯とみそ汁を一緒に食べることによって、8つのアミノ酸のすべてを取り入れることが出来ます。 肉や魚の焦げが発がん物質であることはよく知られています。 日本人は昔から焼き魚をよく食べていますが、大根おろしを添えると、発がん物質を分解してくれます。 また、肉を食べると胃がもたれるという人が多いようですが、これは肉が胃ではなく腸で消化されるために胃の滞在時間が長くなるのが原因です。 ところが、パイナップルを付け合わせとして食べると、消化のスピードが早くなり、胃もたれが起きにくくなります。 パイナップルには、たんぱく質を分解する酵素がたっぷり含まれているためです。 パイナップルの入った肉料理は、先人の生活の知恵と言えますね。
リジンは体内で合成することが出来ず、食品から摂取しなければならない必須アミノ酸で、牛乳から発見されたアミノ酸です。 リジンを摂取するには動物性蛋白質を取る必要があります。 リジンはたんぱく質の吸収を促進したり、ブドウ糖の代謝促進や体組織・カルシウム吸収促進など体を成長させるのに重要な働きを担っています。 また、リジンはアルコール摂取などで弱った肝臓に活力を与え、脂肪酸の利用を促進します。 従ってリジンが不足すると血中のコレステロール値などが上昇すると言われています。 その他リジンは、単純ヘルペスウイルスによってできる疱疹を改善・予防、脳卒中発症の抑制、健康な髪を維持する効果などがあると言われています。
【 リジンの効果 】 肝機能の活性、疲労回復、成長促進作用、集中力向上など
【 リジンの含まれる食材 】 しらす干し、そば、大豆、卵黄、マグロ、チーズ、牛乳など
怒りっぽい人は「カルシウムが足りないんじゃない?」とよく言われます。 体内のカルシウムが不足すると、精神的な落ち着きを失い、ぐっすり熟睡することもできません。 牛乳嫌いの人、魚料理よりもつい肉を選んでしまう人、野菜をあまり食べない人は、慢性的なカルシウム不足になる恐れがあります。 予防法としては、牛乳やヨーグルトなどの乳製品でカルシウムを摂ることです。 ただし、牛乳は冷たいままで飲むと体を冷やしてしまうので、夜に飲むときは電子レンジなどで軽く温めてから飲むと、イライラは治まり穏かな気分になることが出来ます。 また、牛乳に含まれている必須アミノ酸の「トリプトファン」は、「メラトニン」というホルモンの分泌を促進する脳内物質をつくる原料となります。 「メラトニン」は1958年に初めて発見され、眠りを誘うホルモンとしてよく知られ、脈拍、体温、血圧を低下させることによって睡眠と覚醒のリズムを上手に調整し、自然な眠りを誘う作用があります。 牛乳を飲めば、カルシウムによって精神が落ち着くだけでなく、ホルモンの働きによってよく眠れるようになりますよ。
次のような箸の使い方はタブーとされます。 無意識のうちにやってしまうこともあるので、お気を付けましょう!
1.刺し箸 : 煮物などを箸で刺して食べること。
2.そら箸 : 一度箸をつけた料理を取らずにいること。
3.ねぶり箸 : 箸を口でなめたり吸ったりすること。
4.振り上げ箸 : 会話が弾んだときなどによく見られる仕草。 ついつい箸を指揮棒のように振り上げてしまうこと。
5.迷い箸 : 「どれを食べようか」と、料理の前で箸先をあちこち動かすこと。
6.寄せ箸 : 箸を使って器を引き寄せること。
7.もぎ箸 : 箸にご飯粒がくっついているのを口でもぎ取ること。
8.さぐり箸 : 盛られた料理を箸でかき回し、下からさぐり出して好きなものを食べること。
『ウルトラQ』 は、「空想特撮シリーズ」第1作のテレビ・ドラマとして、昭和41年1月2日から放送が開始されました。 当時テレビ映画は映画界からの差別化の要望のために通常16mmフィルムを使用しており、テレビ局には35mmテレシネ用プロジェクターを導入出来なかったが、円谷英二の「16mmのクォリティでは特撮は出来ない」との主張により劇場映画用と同じ35mmフィルムで撮影、放映用フィルムとして16mmに縮小するという手法が採られました。 この破格の撮影環境に、TBS映画部より出向した中川晴之助監督が「カネゴンの繭(まゆ)」でうっかり16mm撮影の調子でカメラを回し続けて、他の監督から「フィルム喰いのハルゴン」とあだ名を付けられた、というエピソードも残っています。 次作「ウルトラマン」からは、特撮を35mm、本編を16mmで撮影する体制が採られるようになったそうです。 ちなみに、『ウルトラQ』をリアル・タイムで観ていた人は余りいないかな…。