かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

毒婦

2019-04-28 17:01:31 | ブログ記事

世の中には毒婦と呼ばれる種類の女がいる。

最近、三度目の獄中結婚を果たした木嶋佳苗もそうであろう。

映画「後妻業」を地で行った筧千佳子しかり。

公訴時効直前に逮捕された福田和子しかり。

保険金殺人の林真須美もそうであろう。

いずれも男性を、あるいは女性を騙して殺している。

共通していることは、異性にモテたことである。

美人でモテるのならわかりやすいが、

美人には程遠く、むしろブスの部類でもモテるのは才能であろう。

いや、たとえ美人でも、モテようとすれば、やはり才能も必要だろう。

それは頭の良さと言ってもいいかもしれない。

とにかく、木嶋佳苗は特筆すべき才能の持ち主だったに違いない。

写真が公にされているから、誰でも彼女の写真を見ることができる。

同性の女性陣は、どうして彼女がそんなにモテたのか不思議に思うと思う。

異性である男性陣も、おそらく同様だろう。

中には理解できる御仁もいる?

あの写真だけを見て、彼女に求婚したくなる男性は皆無ではあろうと思うのは、

私が同性であるからかもしれない。

世の中にこれほど奇怪なことがあるかと思えるくらい不思議なことに思える。

しかし、さっきブロ友さんの記事を読ませてもらった限りでは、

彼女は字がうまく、手紙もうまかったらしい。

それでも女は見た目が99パーセントと、

私などは思うのであるが、そうでもないということか。

私の見た目というのは、

顔の造作だけを言うのでなく、

スタイルというか、もっといえば、性的に魅力的な体型というか、

そういうものも含めて言っている。

それなしで男にモテるということはないと断言したいくらい

モテるためには大事なファクターだと思う。

木嶋佳苗は、それらいずれにも該当しない見た目である。

それなのに、あそこまでモテるということは、

魔力があるということだろうか。

が、あの見た目を見れば、それも考え難い。

そこで私は考えた。

彼女は、悪女ではあるが、

しかし、

付き合っているときは、全身全霊で相手の男性に尽くすのではないだろうか。

それで、尽くされた男性はメロメロになる。

これは、筧千佳子も福田和子も同様であったかもしれない。

彼女らは不幸な生い立ちであった。

が、勝気な性格であったため、それに甘んじることができなかった。

そのギャップから事件は起きたような気がする。

林真須美も。

林真須美は色恋沙汰で男を騙して殺したわけではなく、

お金のない人に親切にしてやって保険金をかけて殺している。

こんなことを書くと語弊があるのだが、

殺された人の中には、あるいは殺されても恨んでいない人もいるかもしれない。

生きていても面白いことのない人だったら、嘘であっても優しくしてもらって、

結果的に殺されてもいいと思う人もいたかもしれないと思ったりもするのだが、

どうだろう。

だからやすやすと殺されてしまったのかもしれないなどと思ったりもするが、

真実は殺された人に聞かないと永遠にわからない。

*

☆殺されて恨まぬ人はをらざると思ふがあるひはゐたかもしれず

☆モテたのは殺されし人幸せにしてあげたからかもしれなくて

☆子供らは遺産を盗られ毒婦とぞ思ひ女をひたすら恨む

☆ホステスの福田和子は同僚のモテるを妬み殺したらしき

☆字の上手き木嶋佳苗は記者ですら惚れさせ結婚決意させにき

 

*

いま思い出したが、古代中国には楊貴妃という傾城の美女がいた。

が、彼女は、後世言われるほどの美人ではなく、

少し太り肉の女性で、

彼女が魅力的だったのは、

歌と踊りがうまく、楽器の演奏もできたことが決定的だったと、とある本で読んだ。

その伝で言えば、

木嶋佳苗の字がうまいこと、手紙がうまいことは、

楊貴妃の歌、踊りがうまく、楽器も奏でることができたことに匹敵するのかもしれない。

☆傾国の美女楊貴妃は見た目より歌舞音曲がその魅力見す


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (はちきんイジー)
2019-04-29 11:03:52
この方の事はくりまんじゅうさんのブログで初めて知りました
興味をそそわれ 検索までしてしまいましたよ^0^


写真では動作や話し方などが分からないので
彼女の魅力もまた伝わってこないのかも知れませんね

写真だけですと私もびこさんと同じく

えっ?記者がこの女性と獄中結婚???


と驚きましたが、、、。^0^


誰が決めるのか
女の外見の美しさはその時代時代でも変わりますよね

顔に関しては 左右対象の顔が美人だと言われています

日本にいた頃 目が細かったり 鼻が丸いと美人とは言えないと思っていましたが
そんな顔立ちをしたアジア系の女性が今は美しく見えます。

、、、でも男性に好かれるのは外見だけではないでしょうね

その死刑囚の女性は男性を好きになるとその想いが火のように熱くなり男性を手に入れる欲も深いように感じました。





返信する
おぉ、神様! (やっほ)
2019-04-29 11:59:27
天は二物を与えません。美人は三日で飽きます。
ブスは三日で慣れるんです。
これが男には堪らなく心地良いのです(*´з`)
神様は世の中うまく創りましたですね。(^^

しかし犯罪はその副作用でしょうか?おお神様~~!
返信する
福田和子 (lemonwater2017)
2019-04-29 16:36:05
福田和子の事はよく話題になりましたね。同性にも異性にも評判がよく、あの松井秀喜少年もよく買いに行った和菓子屋に勤めてたそうです(ウィキ)。

でも人間1つ道を間違えると悲惨な運命に終止するの典型ですかね。今の時代に生きてたら、少しは違ったかもですが。色々と考えさせられますね。
返信する
はちきんイジーさんへ (びこ)
2019-04-29 19:48:53
>その死刑囚の女性は男性を好きになるとその想いが火のように熱くなり男性を手に入れる欲も深いように感じました。

そうかもしれませんね。それで好かれた男性も燃え上がるというパターンかも。
さすがイジーさんは鋭い!
返信する
やっほさんへ (びこ)
2019-04-29 19:53:39
>天は二物を与えません。美人は三日で飽きます。

これも真理ですね。美人に惹かれても、それだけであったら、三日で飽きられるということなのですね。

この毒婦さん達は、三日で飽きられないだけのものを持っていたということになりますか。

さすが、やっほさん、こういう見方ができるのは、若いころからの修行のたまものですかね。
返信する
転象さんへ (びこ)
2019-04-29 20:07:10
そうらしいですね。

彼女が働いていた和菓子店の店主も福田和子には惚れ込んで結婚を切望していたらしいから、あんな犯罪を犯さなかったら、人並み以上に幸せになれる女性だったのでしょうね。それなのに、ああそれなのに、自業自得とはいえ、ああいうふうになってしまった。人間の業のようなものを思わせられました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。