私が今までに読んだ小説で一番おもしろく思ったのは、
わりあい最近読んだ小説だが、
水村美苗の『本格小説』である。
この小説は、前のブログのブロ友さんがブログ上で勧めてくれた本である。
最初、小説なのに『本格小説』なんて題名は変だと思ったが、
これが面白いのなんのって、もう夢中で最後まで休まず読んだ。
ネタばれなるといけないから、内容は書かないが、
幼馴染じみの男女の恋愛を軸に、
人種問題、貧富の差、学歴など、いろんな問題が内包されている。
エミリー・ブロンテの『嵐が丘』がストーリーの母体になっているらしいが、
私には『嵐が丘』より面白く思えた。
とにかく最後のどんでん返しが秀逸である。
じっくり読ませる内容でありながら、
最後のどんでん返しはそこらあたりのスリラー以上のスリルに満ちているのである。
読み終えて、すぐにもう一度読み直したくなる内容である。
読んでから2年ほど経つが、今でもその面白さは忘れられない。
説教臭さは微塵もないのに、深く人生も考えさせてくれる。
今にして思えば、
私が今年軽井沢に行ったのも、この小説の余韻に浸りたかったからだったかもしれない。
そのときは意識していなかったが、
この小説の断片が私の心の深層に入り込んでしまっているのだろう。
わりあい最近読んだ小説だが、
水村美苗の『本格小説』である。
この小説は、前のブログのブロ友さんがブログ上で勧めてくれた本である。
最初、小説なのに『本格小説』なんて題名は変だと思ったが、
これが面白いのなんのって、もう夢中で最後まで休まず読んだ。
ネタばれなるといけないから、内容は書かないが、
幼馴染じみの男女の恋愛を軸に、
人種問題、貧富の差、学歴など、いろんな問題が内包されている。
エミリー・ブロンテの『嵐が丘』がストーリーの母体になっているらしいが、
私には『嵐が丘』より面白く思えた。
とにかく最後のどんでん返しが秀逸である。
じっくり読ませる内容でありながら、
最後のどんでん返しはそこらあたりのスリラー以上のスリルに満ちているのである。
読み終えて、すぐにもう一度読み直したくなる内容である。
読んでから2年ほど経つが、今でもその面白さは忘れられない。
説教臭さは微塵もないのに、深く人生も考えさせてくれる。
今にして思えば、
私が今年軽井沢に行ったのも、この小説の余韻に浸りたかったからだったかもしれない。
そのときは意識していなかったが、
この小説の断片が私の心の深層に入り込んでしまっているのだろう。