なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヤマフジ(マメ科・フジ属)つる性落葉木

2014-05-15 17:06:49 | 樹木
 社寺や公園などで、藤棚に整然と育てられている藤の花は、美しく、今一番の見頃ですが、山などで他の木に巻き
ついて大きく成長し、花を咲かせているヤマフジもまた野趣があっていいものです。
荒神山の山裾にも、曽根沼公園の樹木の中にもヤマフジが今美しい姿を見せています。
ヤマフジはフジ(ノダフジ)に比べて、紫色が濃く、茎は、支えになっている木を左手で握ると、親指の向きと
同じく、左下から右上に向かう形になっていることから、ノダフジと見分けられます。
マメ科特有の蝶型花で、花房の基部から咲いていくノダフジと異なり、全体がほぼ同時に開花するのが特徴だ
そうです。花房はやや短く、丸みがあります。小葉はヤマフジの方が形がやや大きく、数は4~6対と少ないです。フジは5~9対ほどだそうです。




















ユリノキ(モクレン科・ユリノキ属)落葉高木 別名ハンテンボク

2014-05-14 15:00:10 | 樹木
 もうそろそろユリノキの花が咲いている頃かな・・と荒神山公園に行ってみましたら、どんぴしゃり、丁度
満開状態でした。学名では、チューリップのようなユリという意味で呼ばれる通り、チューリップを思わせるような
花姿です。花はみんな高いところにきちんと上を向いて開いています。中を覗くには、少し枝を傾けなければ
見えません。大きな3枚の萼が反り返ってついています。
 果実は、一つの花が、100個程の集合果となり、マツカサ状に重なっています。一つ一つの実には、翼があって
遠くへ舞い散ります。昨年実った果実の基部の殻がまだあちこちに残っていました。






























ミヤマオダマキ(キンポウゲ科・オダマキ属)多年草

2014-05-14 08:53:49 | 草花
 オダマキにはいろんな種類がありますが、ミヤマオダマキは高山の礫地に生える多年草です。
草丈は10~25cm程の青紫色の花です。外側に5枚の花弁のように見えるのは、実は萼片です。その内側に5枚の花弁が筒状になって、前に伸びています。花弁の先は白色になっています。基部は、距になって、後ろに
突き出し、内側に曲がります。園芸種として改良されたものが、山野草として栽培されています。
 セイヨウオダマキは、背も高くてカラフルですが、わたしは、こちらの方が好みです。

























ブルーベリー(ツツジ科・スノキ属)落葉低木

2014-05-13 11:19:16 | 樹木
 目によいと言われるブルーベリーの木をうちでも育てています。釣鐘状の白い小さな花をつけてきました。
長いシベを花から覗かせているのもあります。赤い苞葉が可愛いです。
以前はたくさんの青紫色の実が生ったのですが、昨年は、ミノムシに花を食べられ、実がたった一つしか出来ませんでした。鳥さんたちも狙いにきますが、今年はたくさん実が出来るといいのに・・。

























セイヨウジュウニヒトエ(シソ科・キランソウ属)常緑多年草

2014-05-12 13:41:06 | 園芸花
 公民館の前に植えてあったこの花、キランソウに似ているな・・と思っていたら、やはりキランソウ属でした。
地を這って、節から発根して広がり、どんどん繁殖していきます。友人がこの花を貰って庭に植えておいたら、
すっかり増えすぎて、他の草花が枯れてしまったと、嘆いていました。
江戸時代に欧州から渡来した外来種で、時々野草化しているということです。
萼が筒のようになって、5裂しているのが面白いと思いました。