誘拐された幼女の自宅に骨の入った段ボールが届けられることで大きな社会的衝撃を巻き起こした宮崎事件の展開は、その直後、平成が始まった1989年2月初めのことだった . . . 本文を読む
北朝鮮による日本人拉致事件が明るみに出た時、世界の国々は北朝鮮を非難し、拉致された人々に同情したが、日本という国には同情はしなかった。領土と国民の安全を維持できない日本は、国家の義務を果たしていないとみなされた。北朝鮮の秘密工作員がやすやすと入り込み、国民を拉致していったのを見過ごした日本は、まともな国家ではないと思われても当然だった。 . . . 本文を読む