「猫年」は なぜ ないの? 「干支」は なぜ 現在の12種類の動物になった?

2021-01-01 | 文化 思索

〈来栖の独白〉
 友人からの年賀状。「奈々ちゃん」という飼い猫の名を借りて「どうして猫年はないのかなぁ」と書かれてあった。早速、調べてみた。下の記事。
――――――――――――――――――――――――

「干支」はなぜ現在の12種類の動物になった?   
  @ 2018/01/08

 (前段 略=来栖)

 干支は、古代中国の天文学が由来と言われています。元々は天球を「天の赤道」に沿って東西に12等分したものが、月や時刻、方位などを12等分して表すために使われるようになり、それぞれに「午」「卯」などの12の漢字が当てられるようになりました。
 その漢字に動物が割り当てられるようになった理由には諸説ありますが、「覚えやすくするため」「バビロニア(現在のイラク南部)から伝わった十二宮と結びついた」などがよく知られています。
 日本の民話では、神様が動物たちに「元旦に、新年の挨拶をしに来るように。いちばん先に来た動物から12番目の動物までを、順番に1年間、その年を代表する動物にする」というおふれを出し、やってきた1番目から12番目の動物が現在の十二支の動物になった、と伝えられています。

「猫年」はなぜないの?
 さて冒頭でもお伝えしましたが、今年の干支は「戌年=犬」です。しかし、犬と同じくらい一般的な動物である猫は、なぜか十二支に入っていません。
 これについての逸話も、実はいくつか伝わっています。

  

 前項の民話では、猫はネズミからこの「干支争奪競争」の話を聞かされたものの、その日時を「1月2日の朝」と伝えられ、1日遅れで神様に挨拶に行ったため干支の動物になれなかったとのこと。このため、猫は後々までネズミを恨んで追いかけるようになったといいます。
 実際には、干支の発祥元である古代中国では、猫が現代のような身近な動物ではなかったことが理由で、十二支には入れなかったのだそうです。
 他にもネズミが、足が遅いからと元旦の朝まだ暗いうちから出掛けていった牛の背中にちゃっかりと乗り、神様のいらっしゃる神殿の門が開いた瞬間に飛び降りて走り、十二支の動物のトップバッターになってしまったという、抜け目のないエピソードも残っています。
 いかにも猫とネズミらしいやり取りは、どうやら大昔から繰り広げられていたようですね。

 ◎上記事は[Japaaan]からの転載・引用です
...................
 〈来栖の独白〉追記
 なかなか面白いエピソード。抜け目のないのが猫ちゃんみたいだけれど、ネズミは、そのうわてを行くか。それにしても「永遠に」猫年は、無い。残念だね。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。