“黒いカネ”にまみれている野田首相 他国なら退陣即逮捕となる怪しさ芬々

2012-08-06 | 政治

他国なら退陣即逮捕となる怪しさ芬々
日刊ゲンダイ2012年8月4日 掲載
<献金87人の職業を「虚偽記載」の重大疑惑>
 なぜ、国会や大マスコミが騒がないのか不思議だ。ドジョウ首相の「政治とカネ」「黒い疑惑」が次々に発覚しはじめている。
 「野田首相 前後援会長は21億円を詐取していた」――という週刊文春のスクープは衝撃的だ。
  首相の有力スポンサーである医療グループのオーナーが、診療報酬を不正請求し、年間21億円も騙(だま)し取っていたという。患者の保険証を無断でコピーするなどして不正請求していた。不正請求はレッキとした犯罪である。
  首相とオーナーは相当、深い関係だ。分かっているだけでも905万円を献金している。献金の見返りなのだろう。野田も、彼が園遊会に出席できるように、総理枠で推薦するなど便宜を図っている。
  よほど義理があるのか、総理就任後も、オーナーが創立した「政経倶楽部」という団体にまで顔を出している。野田は「政経倶楽部」についてこう語っている。
 〈私が、今、定期的に毎月出席している例会は、唯一「政経倶楽部」だけです。月に1回ですと、もうブレーンに近い存在でしょうね〉
  ここまで肩入れするのは異常だ。いったい、2人の間になにがあるのか。相手は21億円を詐取したとされる人物である。
  まだ明らかになっていない「癒着」があるのではないか。
「黒い疑惑」は、それだけじゃない。長年にわたってデタラメな「政治資金収支報告書」を提出していたことも明らかになってきた。
  虚偽記載の時効(5年)が過ぎていない2007~2010年だけでも、「報告書」に載っている個人献金者87人の職業を偽って記載していた。たとえば、首相の地元・船橋市の選挙管理委員会の事務局長は「会社役員」とされていた。100人近くも職業を偽るのは、単純なミスじゃない。意図的なのは明らかだ。隠さなければならない理由があったのは間違いない。
  野田首相をよく知る人物が言う。
 「ああ見えて首相は、“黒いカネ”にまみれているのが実態です。つい最近も、暴力団関係者に便宜を図って逮捕された葬儀会社の社長から140万円のカネを受け取っていたことが発覚しています。県議時代から貧乏だった首相は、ダボハゼのようにどんなに怪しいカネでも平気でもらっていた。もし、大手メディアが本気で調べたら、仰天する『政治とカネ』のスキャンダルが出てくると囁かれています」
  ありもしない小沢一郎の「政治とカネ」を騒ぎたててきた大手メディアと東京地検は、ドジョウ首相の「疑惑」こそ追及すべきだ。
  どんなにダーティーな首相でも、韓国などと違って、日本では辞めた後に逮捕されることはまずない。しかし、ドジョウ首相の「疑惑」は、他国なら検察が動いておかしくないものだ。
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野田首相の「政治とカネ」/セレモ創業した林泉会長 清濁併せ呑む大物経済人 暴力団との関係も厭わない 2012-02-02 | 政治 
 逮捕業者からの「疑惑の献金」が連続して発覚する野田首相政治団体の根源的問題
 現代ビジネス「ニュースの深層」2012年02月02日(木)伊藤 博敏
 またも! というべきだろう。
 暴力団関係者に車の名義を貸して逮捕された千葉県の冠婚葬祭業者が、2005年以降、野田佳彦首相の政治団体に152万円を献金していたことが発覚した。
 野田首相の事務所は、1月31日、献金額を明らかにしたうえで、「報道以上のことは知らない」といいつつ、「逮捕という事実を受け止めて全額返金した」という。
 最近、このパターンが続いている。
 07年、「野田よしひこ後援会」が政治資金パーティーを開催、その際、元暴力団員の男がオーナーを務めるメディアトゥエンティワン(M21)グループが、80万円分のパーティー券を購入していた。M21グループは、05年5月、東京地検特捜部に2億3600万円を脱税していたとして摘発を受け、オーナーは逮捕されていた。
 また同じ脱税容疑で、11年6月、ソフト開発大手のソフトウェア興業社長が、1億1300万円の法人税法違反で逮捕されたが、社長らは首相が代表を務める「民主党千葉県第4区総支部」に、2年で計50万円を政治献金していた。
 さらに、11年に品川美容外科グループの医師が、脂肪吸引手術を受けた女性を死亡させたとして逮捕起訴され、さらに同グループに就職していた警視庁OBに、現役の捜査一課刑事が捜査資料を渡すという"オマケ"までついて話題になったが、首相の資金管理団体「未来クラブ」には、同グループ創業者が、08年から10年までの3年間で300万円を献金していた。
 「疑惑の献金」の額は少ない。
 自民党政権下の政治資金規正法違反事件といえば、数千万円単位、時には「億」を超えていた。そんなスケールから考えると小さく、細かい。
 無理もない。
 亀井静香、小沢一郎、中川秀直といった与党を経験のベテラン政治家には、人脈、金脈がすでに確立されており、広範なネットワークによって、数億円が集まるシステムになっている。
 ところが野田首相は、松下政経塾を出たという経歴しか持たないプロ政治家で、野党暮らしが長かったので利権を確立していない。それは政治資金収支報告書でも明らかだ。
 首相には、千葉県選挙管理委員会届け出の「未来クラブ」、「民主党千葉県第4区総支部」「野田よしひこ後援会」の三つの政治団体がある。このうち「野田よしひこ後援会」は、パーティーの時以外に政治資金の受け皿にはなっておらず、直近の2010年は、「未来クラブ」で1159万円を、「民主党千葉県第4区総支部」で1858万円を集めた。
 さらに詳細を眺めると、そのうち民主党本部からの政党助成金が1000万円で、民主党千葉県総支部連合会から110万円。つまり、それを除く「自力の政治献金」は、約1900万円である。
 「つましい」という印象で、政治資金収支報告書には1万円、2万円といった小額の個人寄付が並び、「政治にカネをかけていない」という意味では好ましい。
 だが、そこに陥穽があるのではないか。大口献金は、遠慮なく受け入れており、政治家にカネを払って近づく人間には、それなりの"思惑"があることを顧慮していない。
 「疑惑の献金」はそれなりの重みを持つ。
 例えば直近の10年では、「民主党千葉県第4区総支部」の法人献金は450万円で、そのうち30万円が、今回、社長の林芳樹容疑者が逮捕された冠婚葬祭のセレモ(本社・千葉県船橋市)だ。
 また、10年の「未来クラブ」は1156万円のすべてが個人献金で、1万円がズラリと並ぶなかに、品川美容外科創業者の100万円の寄付は際立つ。
 野田首相は、「疑惑の献金」が報じられ、国会で「新爆弾男」の西田昌司・自民党参院議員がM21グループオーナーの元暴力団関係者との関係を質すと、「名前と顔が一致しない」とはぐらかした。品川美容外科やソフトウェア興業の時は、「献金の事実を知らなかった」といい、今回の献金も「報道以外に知らない」と逃げた。
 だが、前述のように、野田首相は資金力豊かな政治家ではない。大口献金についての報告は受けているハズだし、もし知らなかったとしたら、「疑惑の発覚時」を想定、あえて知らなかったことにしているのではないか。
 しかし、それは通らない。
 冠婚葬祭業のセレモグループは、売上高200億円近い船橋市の有力企業で、船橋市を地盤にする県議出身の野田首相が知らないわけはない。
 そして、船橋といわず千葉県の政財界では次のようなことが周知の事実なのである。
「セレモを創業した林泉会長といえば、清濁併せのむ大物経済人。自民党とも民主党とも付き合うし、暴力団との関係も厭わない。地元の広域暴力団の事業には、グループ企業を通じて関与。今回の事件は、車の名義貸しという"微罪"で息子の勇樹社長を逮捕したが、狙いはセレモと反社会的勢力との関係解明にある。だから、千葉県警暴力団担当の捜査4課が摘発した」(千葉県警関係者)
 折しも、暴力団排除条例は、暴力団との関係遮断を狙うもので、今回の逮捕によって、林父子は「密接交際者」と認定される可能性もある。
 そうした実態を知りつつ、野田首相と野田事務所は、献金を受け続けてきた。そこに、「来るものは拒まず」という感覚があるのなら、暴排条例を通じて、交際相手の選別をすべての国民に押し付ける「政府の責任者」としての自覚がなさ過ぎる。
 大きな利権の人ではないが、「政治とカネ」の問題は、この首相にもつきまとっている。
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