田中将大の快投を監督&同僚が絶賛 次回登板は19日 初登板から一夜明け「状態は最高と答えてきた」

2015-03-14 | 相撲・野球・・・など

【米国はこう見ている】田中将大の快投を監督&同僚が絶賛 「我々を遥か彼方まで導く」とAロッド
 Full-Count 2015.03.13
■OP戦初登板で完璧投球、指揮官は「期待通りのピッチングをしてくれた」
 ヤンキースの田中将大投手が12日(日本時間13日)、ブレーブスとのオープン戦に先発した。“今季初登板”で2回を投げ、無安打無失点、四球ゼロ、2奪三振。エースの完璧なピッチングに、首脳陣、チームメートから絶賛の声が上がっている。
 2イニングをわずか19球でまとめ、ストライク率は驚異の79パーセント(15球)。昨年7月に右肘靭帯部分断裂の重傷を負い、約2か月半の離脱を余儀なくされた右腕について、チームや地元メディアは慎重に状態を見極めているが、その影響は全く感じさせなかった。球数が予定の30~40球に達しなかったため、降板後にブルペンで18球を投げて調整するという余裕のスタートだった。
 圧巻だったのは2回無死でのジョニー・ゴームズへの投球。追い込んでから、打者の手元で急激に沈む85マイル(137キロ)のスプリットで空振り三振に切って取った。
 地元紙ニューヨーク・ポストによると、ジョー・ジラルディ監督はこの日の田中の投球について「期待通りのピッチングをしてくれた」と賞賛したという。さらに、全力でスプリットを投げ込んでいたことについては「起こるかもしれないことで悩んでいる時間はない」と言及。米国では、田中の「宝刀」が昨年7月に負った右肘靭帯部分断裂の原因の1つとする報道も多かったが、再発を恐れて投げることをためらう必要はないとの見方を示している。
■女房役は「彼が戻ってきてくれて、本当にワクワクしている」
 また、地元紙デイリー・ニューズでは、指揮官が「実に印象的だった。ストライクゾーンで勝負することについてずっと話題にしてきたが、それを今日、彼はやっててのけた。ストライクゾーンの低めで勝負した。それが彼が成功した理由だ」と絶賛したことも紹介されている。
 試合前に「問題が突然、起きる可能性には注意しているが、(事態は)とてもポジティブだ」と話していたラリー・ロスチャイルド投手コーチも、経過が良好であることを改めて確認したようだ。「(ケガは)ピッチングに影響を与えていない。なぜなら、違和感を訴えていない。普通にピッチングしている」として「彼は(肘の故障再発について)考えもしていないんじゃないかな。スプリットを思い切り投げていたよ」と話している。
 昨年からコンビを組むブライアン・マッキャン捕手も「彼のシンカーが最も印象的だった。落ちる変化が良かった。スプリットも効いていた」と、決め球となる2つの球種に確かな手応えを感じたようだ。
「自信を持って投げていた。彼は目的を持って投げている。調子も良いと感じている。リハビリを経て、腕も力強さを感じている。彼が戻ってきてくれて、本当にワクワクしている」というコメントには、エースの“完全復活”に対する喜びが溢れている。
 また、ニューヨーク・ポストによると、この日は試合前のトレーニングで右膝手術からの復活を目指すCC・サバシア投手も実戦形式の投球練習に登板し、好投を見せたという。
■エース左腕サバシアも「ア・リーグ最高のピッチャー」と最大級の賛辞
 こちらもヤンキースにとっては明るいニュースとなったが、サバシア自身も田中の力強い投球には心強さを感じているようだ。「彼は調子がいいと言っていた。彼が好調を持続してくれる。それだけが本当に大事なことだ。彼の実力はみんな知っている。去年の前半戦で彼のピッチングを見た。ア・リーグ最高のピッチャーだ」と最大級の賛辞を贈ったという。
 2人が万全ならば、3年ぶりのプレーオフ進出を目指すヤンキースにとって、これほど心強いことはない。今季、薬物規定違反による1年間の出場停止処分から明けるアレックス・ロドリゲス内野手は、順調な両エースを見て名門復活へ自信を深めている。
「あいつら(サバシアと田中)が我々の馬車馬だ。彼らが我々を遥か彼方まで導いてくれる」
 ファンだけでなく、実績十分のチームメートたちにとっても、田中は希望の光。今年も苦しい戦いが予想されているヤンキースだが、田中がオープン戦初戦でいきなり見せた快投で雰囲気が変わり始めている。【了】 フルカウント編集部●文 text by Full-Count
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田中将大の次回登板は19日 初登板から一夜明け「状態は最高と答えてきた」
 Full-Count 2015.03.14
 13日の今季OP戦初登板は快投、指揮官が中5日での2戦目登板を明言
 ヤンキース・田中将大投手の今季2度目のオープン戦登板が、18日(日本時間19日)のブレーブス戦に決まったと球団公式サイトが報じた。
 ジョー・ジラルディ監督は13日(同14日)のレッドソックス戦開始前、田中が18日に先発することを明言したという。完璧なピッチングを見せた12日(同13日)のブレーブス戦に続き、今季2度目の先発となる。
 田中はブレーブス戦で2回を投げ、わずか19球で無安打、2奪三振、無失点と完璧に抑えた。昨年7月に右肘靭帯部分断裂の重傷を負い、約2か月半離脱した影響を感じさせないピッチングで、ラリー・ロスチャイルド投手コーチは「彼は(肘の故障再発について)考えもしていないんじゃないかな。スプリットを思い切り投げていたよ」と話していたほど。首脳陣はこれまで田中の調整には慎重だったが、順調な回復ぶりに中5日での次回登板が決まった。
■サバシアは18日にOP戦初登板、開幕投手はどちらに?
 一方、昨季は右膝の手術を受けて序盤戦で離脱したCC・サバシア投手も順調に回復中。ジラルディ監督は17日(同18日)のブルージェイズ戦で左腕をオープン戦初登板させることも合わせて明言した。2人の状態について、指揮官は「今日、彼らにどんな状態か聞いたら、どちらも最高と答えてきた」と話したという。
 ヤンキース移籍前を含めると、9年連続で開幕投手を努めているサバシアは、田中について「彼は調子がいいと言っていた。彼が好調を持続してくれる。それだけが本当に大事なことだ。彼の実力はみんな知っている。去年の前半戦で彼のピッチングを見ていた。ア・リーグ最高のピッチャーだ」と最大級の賛辞を贈っている。
 メジャー2年目でエースとしての立場を築きつつある田中だが、通算208勝の左腕サバシアは圧倒的な実績を誇る。ヤンキースの今季開幕戦は、4月6日(日本時間7日)の本拠地ヤンキースタジアムでのブルージェイズ戦。次回登板はサバシアが1日早くマウンドに上がることになったが、開幕投手の座を巡る争いにも注目が集まっている。【了】 フルカウント編集部●文 text by Full-Count
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