オウム平田信被告 第14回公判 2014.2.14 Fri. 元信者男性出廷を拒否

2014-02-15 | オウム真理教事件

オウム平田被告裁判、元信者男性出廷を拒否
 2014年2月15日06時02分  スポーツ報知
 オウム真理教の元幹部・平田信被告(48)の裁判員裁判が14日、東京地裁で開かれた。弁護側の証人だった元信者の男性は出廷を拒否し、過去の裁判で述べた調書が証拠として採用された。
 元信者の男性は、平田被告が起訴されている公証役場事務長拉致事件とマンション爆破事件、教団施設への火炎瓶投げ込み事件に関与し、服役を終えている。弁護側は男性が出廷を拒否した理由について、親族が出廷することに猛反対し、体調を崩したことを挙げた。また、「平田被告が不利になる可能性がある」として、期日外での証人尋問の実施を請求した。
 調書で、男性は、仮谷清志さん(当時68歳)を拉致した後に「話が違う」と抗議し、計画を知らなかったとされている。
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オウム平田裁判に重要証人が出廷できなかった理由
 東スポWeb 2014年02月16日 08時00分
 オウム真理教元幹部平田信被告(48)の裁判員裁判の第14回公判が14日、東京地裁で行われた。弁護側の証人として元信者の男性I氏が出廷する予定だったのだが、直前になって裁判所が証人請求を取り消してしまった。
 男性は平田被告が罪に問われている3つの事件すべてに関与して刑事罰を受けた。弁護人は「非常に重要な証人である」として、取り消しには不服な様子。I氏はなぜ来られなくなってしまったのか。弁護人の説明によると、ある通信社が裁判を前にI氏宛てに手紙を送ったことが発端だという。
 それを読んだ家族は、I氏の出廷に対して猛反対をすることになった。家族はオウム信者の身内だという理由で周囲からイジメを受けた経験がある。いまさら法廷に駆り出されることには拒否反応を示したようだ。
 弁護人によると、I氏は「その真面目さゆえに、取材への不安と家族との板挟みで」結果的には精神的に大きなダメージを負ってしまったそうだ。I氏は幹部に指示されるがまま、犯罪計画も知らぬうち事件に関与させられてしまった。弁護側は平田被告もそのような形で3つの事件に関与したと主張している。
 同じような境遇のI氏に裁判で証言してもらうことは、平田被告にとっては大きな“援軍”となり得るわけで、せっかくのバレンタインデーのプレゼントが直前で消えてしまったような格好だ。
 結局、この日は過去にI氏自身が裁判を受けた際の記録から被告人質問のやりとりを読み上げることになった。目黒公証役場事務長の仮谷清志さん拉致事件で、現場にいたI氏は仮谷さんを襲う2人の信者に「あぜんとした。聞いていたことと全く違う。小さなお年寄りに大人が何をしているんだろう」と思ったことを証言。拉致計画実行中には「車ごと自分が奪って病院か警察に行こうと思ったが、決断できなかった」と逡巡したことも語られた。17日からは平田被告の被告人質問が始まる。
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