旧約聖書 創世記 6章5-8
5 主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。
6 主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、
7 「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。
8 しかし、ノアは主の前に恵みを得た。
7章1-5 10
1 主はノアに言われた、「あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。
2 あなたはすべての清い獣の中から雄と雌とを七つずつ取り、清くない獣の中から雄と雌とを二つずつ取り、
3 また空の鳥の中から雄と雌とを七つずつ取って、その種類が全地のおもてに生き残るようにしなさい。
4 七日の後、わたしは四十日四十夜、地に雨を降らせて、わたしの造ったすべての生き物を、地のおもてからぬぐい去ります」。
5 ノアはすべて主が命じられたようにした。
10 こうして七日の後、洪水が地に起った。
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〈来栖の独白 2019.2.19 Tue〉
本日のミサ。「第一朗読」は、創世記(上記)。この世を創られた神・主は「地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め…」である。
地上に於ける人類の所業には、目を覆うものがある。人間相互然りだが、他の生きものに対しても然り。原爆はいうまでもなく、この世は人類の創り出したプラスチック一つで、破滅する。そのように日々感じながら、このところ私はカトリック聖歌78「とわにやすらぎ」を弾き、口ずさむ。
1 とわに安らぎ 与えたまえ 絶えざる光 照らしたまえ
世の旅終えて ゆきししもべに
2 あわれみの主よ み使いもて みちびきたまえ このしもべを
なみだの地より 天(あめ)のみくにへ
何の不満もない、恵に満ちた日々であるが、主のもとへゆきたい。母も居る御國へ。私の実質人生は終っている。
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