新型コロナ感染拡大 プロ野球「無観客試合」 典礼暦「四旬節」 2020.2.29

2020-02-29 | 社会

「パンデミックでない」WHO強調 新型コロナ感染拡大で危険性「最高」に引き上げ
  2020/2/29(土) 10:44配信 毎日新聞    
 世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID-19)の危険性評価で世界全体を「高い」から、最高の「非常に高い」に引き上げた。感染者の広がりが中国以外の世界全体に及んでいる状況を重視した。一方で、パンデミック(世界的な大流行)の宣言ではないと強調。発症した場合の重篤度の評価も変更せず、ウイルスの感染拡大を抑えることは可能だとして、各国に対策を急ぐよう求めた。
 WHOのテドロス事務局長は、この数日でイタリアやイランから各国に広がり、新たに感染者が見つかった国が増加している状況を憂慮して引き上げに踏み切った。
  WHOは中国での感染の危険を「非常に高い」とする一方、感染者や死者の大半は中国国内だとして世界全体については一段低い「高い」としてきた。
  WHOによると現在、中国以外で感染者が見つかったのは51カ国で4691人。全大陸に及び計67人が死亡した。
  一方、WHOは感染者や死者が急増しているイランに派遣した専門家チームがまだ入国できていないことを明らかにした。周辺国の航空会社がイラン路線の運航を取りやめたためで、到着は早ければ3月1日になるという。【パリ久野華代】
最終更新:2/29(土) 19:09  毎日新聞

  ◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2020.2.29 Sat〉
 ほぼ毎日、一人ピアノ(状況によってエレクトーン)に向かい、典礼聖歌・カトリック聖歌を弾き歌う。本日もそうしていて、明日が四旬節第1主日であることに気づいた。その瞬間、現在のコロナインフルによる逼塞したような気分に急に光が差したように感じられた。
 先日、安倍総理は全国の学校に休校を要請した。大相撲春場所も開催の有無が間もなく発表されるだろう。本日のプロ野球・中日×広島戦は、私にとって前代未聞の「無観客試合」であった。無人の観覧席は、妙に整然とした感じすらした。
 そういった状況から私自身、些かならぬ逼塞感のなかにいるようで沈みがちであったが、典礼暦上「灰の水曜日」(2月26日)を経て四旬節に入っていることに気づき、俄かに背筋が伸びたような思いがしたのだった。

   

 そうだ、澤田豊成神父が『毎日のミサ』冒頭で書いておられるように、“「荒れ野」に身を置き、現実をしっかりと識別しなおす”時期だ。

   

 イエスは公生活に入る前に荒れ野で40日にわたって断食し、悪魔の誘惑を受け、これを退けられた。四旬節にこのことに思いを馳せ、「荒れ野」に身を置き、些かなりともイエスに倣うこと。コロナインフルも---罹患されたり、亡くなられた方々はお気の毒でならないが---今ここにいる私は、しっかりと主の「40日」と受難を見つめ、四旬節を過ごしてゆこう。その先に「枝の主日」があり、「復活」がある。


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