一握の砂 21,22

2006-07-13 | 本/演劇…など

〔21〕2006,7,12

死したくはないかと言えば これ見よと 咽喉(のんど)の痍(きず)を見せし女かな

その膝に枕しつつも 我がこころ 思ひしはみな我のことなり

 

〔22〕2002,7,13

かの日に言ひそびれたる 大切の言葉は今も 胸にのこれど

馬鈴薯の花咲く頃と なれりけり 君もこの花を好きたまふらむ


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